・・・とてもお金のかけられたホテルです。
ハードの仕上がりも「ザ・ペニンシュラ」と双璧と言えるかもしれません。
ただスタッフに徹底した「シャングリ・ラ」方式のホスピタリティーが行き渡っていない(指導者の不足?スタッフの経験不足?)のが現実で、これを何時まで「ういういしい」とゲストが見てくれるかが正念場ではないでしょうか?
もちろんまだソフト・オープンだからと言われる擁護派の方もいらっしゃるでしょう。
でも、あれだけの値段はもう取っているのですから、それに見合うサービスを見いだせなかったら、この値段競争の激しい東京のホテル業界、客はすぐに他のホテルに移ってしまうと思います。
この広い大東京、1軒くらい超々高級ホテルがあっても需要はあるでしょう・・・値段を下げなくてもお客の集まるホテルはある(あるいは出来る)かもしれません・・・でもその1軒に、今のままではこのシャングリ・ラは入らないのでは?と思います。
決っして悪いホテルではありません。
東京駅前なんて素晴らしい立地です。
前述のようにハードは相当なものです。
でもホテル全体が醸し出すオーラのようなものが(まだ)感じられないのです。
例えば10年以上前の「パーク・ハイアット東京」が持っていた「そのホテルに泊まるだけに旅行する」、「そのホテルに泊まるだけでうれしい・ワクワクする」感が少ないのです。
夏のグランド・オープンに向けて、ぜひ各スタッフの連携を中心に少しでもサービスの水準を上げて、宿泊客全員のパーソナル・コンシェルジュたるように努力していって欲しいと思います。