朝もそこそこ食べたのに、お昼ともなるとお腹が・・・。
今年も食欲旺盛でした(笑)。
少しは抑えなくちゃなんですけどね。
昼はどこで食べよう・・・ヒルトンのラウンジのベテラン・スタッフと雑談しながら絞り込んできます。
そういう習慣はないとはいえ、今日はシンガポールも大晦日です。
やはりレストランは家族連れも多く、ランチでも結構込んでいるそうです。
で、決めたのがここシンガポール河畔に立つ
シンガポール一ののっぽビルの「UOBプラザ」。
その最上階(60階)にある「四川豆花飯荘」で四川料理のランチを取ることにしたのです。
もちろん東京の新丸ビルにある同名の店の本店です。
シンガポールにはビーチ・ロードのパークロイヤル・ホテルにもう一店と、クアルンプールにも支店があります。
ま、「高いところ好き」の僕ですからね、予約の電話のとき、景色の良い窓際の席をお願いと、念を押すのを忘れません。
(上の写真の中央やや右のドリアン型の建物が「エスプラネード」、その前、川側にフローティング・シートが出来ていて、そこが今夜のマリーナ地区のカウント・ダウンの場所なんです。有料席です)
でもでも、さすがに当日の予約では窓際はもう満席と・・・。
こういう時にあきらめないのが僕。
実は裏技を知っているのです。
この席の存在です。
ここは通常のレストランの席ではないのです。
付属している茶館のほうの席なのです。
午後のアフタヌーン・ティーなどに使われるスペース。
テーブルこそ小さめですが、他に誰もいないこの茶館のスペースは、一人旅の僕にはピッタリ.
サービスだって普通の席と変わりありません。
お茶はこのスタイルで入れてくれます。
これまでもこのスタイル、杭州でも上海でも見たことがありますが、ポーズを付けて高いところから長い水差しで茶器にお湯を注ぐスタイルには、何か名称があるのでしょうか?
オーダーは、日本に比べるとかなりリーズナブルな値段のフカひれのスープから。
でもこれ、スープ(笑)?
フカひれの煮込みって言ってもいいほどのフカひれの量です。
ただ超高級料理店のフカひれに比べると、フカひれの下処理の仕方は雑ですね。
上湯の味はまずまず・・・食べるスープみたいでした。
フカひれを食べた後の口の周りのベタベタ感が薄めなのは、これだけの量なのに、何ででしょう。
で、次の料理はいわゆる「エビチリ」。
これはもう文句なしの美味しさでした。
辛さの中の旨みが全開。
エビの大きさ、プリプリ感、花椒や唐辛子などの香辛料の使い方、僕にとってはONE OF THE BESTなお皿でした。
「麻」の感覚、痺れ感もなかなかなものでしたよ。
この手の辛味香辛料は扱い方ひとつで香りと辛さが変わるもの、だからこのレストランでは、その日に使う香辛料をお店で手挽きして拵えているんだそうです。
そんな話とか、こういう食べ方(丼にする)を日本じゃするんですよとか、途中から自分用のお茶を飲みに来たマネージャーのリンダさんと雑談していると
彼女、「私からのプレセント」と言って、この名物デザートを持ってきてくれたのです。
この店の名前にもなっている「豆花」です。
暖かい豆腐のデザート・・・これはまた痺れるような四川料理に後には何ともやさしい味。
中華デザートの店にはどこにでもあるデザートですが、ここのはものすごくシンプルなのに美味しい・・・豆腐の滑らかな柔らかさ、配合が秘伝なんだろうシロップ、視覚的にもアクセントのクコの実・・・すべてがビシッっと決まっています。
リンダさん、有難う、ご馳走様でした。
教えてあげた日本語をどんどん使って、がんばってくださいね。
お腹も一杯、そろそろヒルトンもチェック・アウトしなくては。
今夜、そう大晦日は、マリーナ地区の「コンラッド・センティニアル・シンガポール」に移動、ニューイヤー・カウントダウンに参加するのです。