バンコク、行ってきました (3) JAL31便ビジネスクラス

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僕の乗る羽田発バンコク・スワンナプーム空港行きJAL31便は客室仕様が全クラス一新された777-200ER型機。
新装機なるがゆえに人気も高く、当然僕も一度は乗ってみたいという気持ちが強く、粘りに粘ってやっとのことで往復共にアップグレードでビジネスクラスが取れた時には、本当にガッツポーズでした。

     https://www.jal.co.jp/newsky/ss2/


この機のビジネスクラスは1-2-1のアブレスト、全席通路にアクセス出来、プライバシーにも配慮した個室感の強い作りになっています。
「スカイスイートIII」(SS2)と呼ばれている仕様です。

シート配列はヘリンボーン(herringbone)型。
ヘリンボーンとは「魚の骨」という意味で、キャビン全体を上から見ると魚の骨のように見えることから、この名で呼ばれるようになったとのことです。
(僕らがスーツなどを作る時にもこのヘリンボーンという言葉はよく聞きますよね、日本風に言えば杉の葉に見立てての杉綾・綾杉ってやつです)

そのヘリンボーン型でもJALのそれは、以前多かった乗客が通路に足を向ける形で座るようなものではなく(このタイプだと通路を挟んで隣の客が見えてしまう、窓側の客が窓の外を見ずらい・・・)、窓側のシートは窓に向かって、中央の2席並びも通路を背中にするレイアウトになっているのが特徴です。

このため、窓側の1人席(A列・K列)はプライベート感・個室感が高まり、中央の2席(D列・G列)ではカップルでの利用者などに2人だけのスイート感(?)が溢れる空間に・・・。
(もちろんでバイダーを上げれば、ソロ仕様にもなります)

ちなみにヘリンボーン以外の1-2-1配列にはスタッガード型というのもあります。
スタッガードとは「ジグザグの」の意味で、フルフラット・シートを前後で「互い違い」の形にレイアウト。
ベッドにしたときに後ろの席の乗客の足が前の席の大型サイドテーブルの下にもぐり込む設計で、JALでいえば767-300ERの「スカイスイートII」(SS6)がそのタイプです。

スカイスイートIIとIIIの違いを感じるために、まずは座ってみて、まだシートベルトサインが出ていないのをよ良いことに、コントローラーを操作、シートをベッド・ポジションに変えてみました。
最大2m弱、ベッド幅74㎝のフルフラット・ベッドが完成し、気になっていた足もとのスペースを確認。
これは十分な広さがあり、スカイスイートIIの狭さとはかなり違いました。

今回、ビジネスクラスは完全満席、早めに搭乗したのですが、あっという間にビジネスクラスは乗客で埋まっていきます。
夢中で人が写り込まないうちにとカメラで写しまくりましたが、有効でよく分かるアングルなどでは撮れませんでした、すみません。

特に写真にも撮れず体験も出来なかったのが、中央2席のシート。
ここはフルフラット・ポジションにすると、左右でベッドの地上高が異なるという新機軸のはず。
右側G列ではシートが上に、左のD列ではその下にもぐり込むような形で、上下に一部立体交差する「3D構造」になっているんです。
これは写真には撮りずらいので、ぜひとも往復どちらかはこの2人席になって体験してみたかったのですが、前述のように空いていなかったのです。

ま、いろいろ書きましたが、とにかくまだ新しいし、僕のアサインされた窓際のソロ・シートは僕のような一人旅には最高のプライベート感だし、TVモニターは17位インチもあるし、やや小物入れが小さいなどはありますが、まず文句のないところでした。

通路側には、搭乗時には下りていますが、ボタン一つで上げられる肘置きがあり、これを上げると個室感が強まるものの、184㎝の僕には個室感過ぎて「狭~い」という印象になってしまいます。
もちろん快適ではあるのですが・・・。

搭乗後のサービスはいつものJAL。
往路は日本人FAが多く文句なし、復路はタイ人FAが多く丁寧ではあるものの、打てば響くようなサービスだったかというと・・・。

お絞りや新聞・週刊誌、アメニティー、カーディガンの配布、チーフの挨拶など流れるようにサービスは進みます。
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午前11時45分離陸、正午ごろシートベルサインが消えました。

タップ類は分かりやすく完備。
こう飛んで行くんですね。
スクリーンの画質もクリアで、これは約6時間の旅、何か映画でも見てみましょう。
あ、メニューが配られました。


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