無謀にも決行したバンコク滞在たったの22時間という弾丸旅行も、そろそろフィナーレです。
多分パック・ツアーで「何となく」バンコクを回った人の5倍は動いた・楽しめたと自己満足をしながら(笑)、最後はバンコクの最新ホット・スポット「レッド・スカイ」(Red Sky)で、ゴージャスなバンコクの夜景を見ながらのディナとしゃれ込みました。
ステート・タワーの「シロッコ」(Sirocco)、ヴァニヤン・トゥリーの「ヴァーティゴ」(Vertigo)、そして17階とやや低層ですが同じWTCのデパート「ZEN」の上に出来た「ゼンス」(Zense)などと同じように、高所のオープンエア・レストラン&バーです。
昼間の下見の結果と、ネットでのその夜の天候予報に最後まで注目して(この時期、雷と突然のスコールが多いからです・・・)の、選択です。
予約時間の6時半過ぎ頃に、もう何か雨の気配を感じたら、キャンセルするつもりで、夕食の第2候補も考えておくのは忘れません。
この時期のオープンエア・レストランにはリスクがあることを考えて行動します。
夕闇が迫った55階のルーフトップからのバンコクの夜景は、昼間とはまた違った感動を与えてくれます<夜景フェチ(笑)。
「シロッコ」ほどのダイナミックはありません。
「ゼンス」ほどいろいろなタイプの席が用意されている訳でもありません。
構成はかなりシンプルです。
でも、シンポルであるアーチに投影される色彩も眼に心地良く、トレンディーでヒップ、そしてクールというハイソなバンコクっ子が好きそうな感じの、居心地の良い場所になっていると感じました。
この席の奥には、プラトゥーナムの「アマリ・ウォーターゲイト・ホテル」、その奥には2つの「バイヨーク・ホテル」(Baiyoke)が見えます。
高い方が「バイヨーク・スカイ・ホテル」、低い方が「バイヨーク・スイート・ホテル」です。
一時はこれら「バイヨーク・ホテル」の高層レストランがとても人気を博したこともありましたが、今では・・・。
時代が変わるのは早いです。
客の入りは、3分の1くらい。
ファラン(西洋人)もいますが、以外にお金持ちそうなタイ人が多かったです。
スタッフはどの人も親切・丁寧で、英語もまず不自由はありません。
この手のレストランに共通で、テーブルの上はかなり暗いです。
メニュー的にはあまり種類はなく、メインは地中海を中心にユーロ・フュージョンといった料理です。
僕はそれほど空腹ではなかったので(当たり前ですよね、今日「も」食いすぎです、笑)、シェフのお勧めからアペタイザーを2皿取るだけにしました。
まずはアーティチョークに詰め物をして揚げたもの。
暗いので写真はこれで精一杯(フラッシュは使いません)。
ペリグー系のソースが美味しく、揚げ方も軽いものでした。
もう一皿はパスタで、パッパデッレを・・・。
アルデンテさも、ソースも十分及第点です。
ボリューム的にも、かなりあります。
もうデザートは入りません。
バーに移動しても良いのですが、あまりにお腹が一杯で、動くのも面倒です(笑)。
食事の席のまま、飲み物を注文、時間までくつろぎます。
遠くで雷の音と、かすかな雷らしい光を感じるものの、ここの天候は最高。
かすかな湿り気を帯びた風。
地上のあの暑さとは無縁です。
あぁ、このままここに居たい(笑)・・・心底そう思ってしまいます。
僕の帰国便はJALの718便、午後10時25分の出発です。
8時半頃に「センタラ・グランド」(正式名称は「Centara Grand & Bangkok Convention Centre at CentralWorld」と長いものです)からタクシーに・・・。
荷物を預けてあるスリウォンの「ル・メリディアン・バンコク」に寄ってもらい、あとは一路スワンナプーム空港へ。
帰りはハイウェイをぶっ飛ばすドライバーにひやひやするどころか居眠りが・・・もう相当に体が睡眠を欲しがっています(笑)。
9時過ぎに空港到着、JALのカウンターで機材は744(B747-400)、席はアッパーの19A。
いわゆる非常口席で前がとても広く開いている席、しかもお隣はいないとのこと、いつも有難うございます<JAL様(笑)。
最初にも書きましたように、このチケット、大元は36000円のチケットですからね。マイルを使ったアップグレードはしたものの、本当にお得な料金のチケットでした。
で、この744、ビジネス・クラスはシェルフラット・シートですので、成田までの約5時間強はただただ爆睡あるのみでした。
食事(朝食)も要らないことをFAに伝え、着陸ぎりぎりま
で起こさないで欲しいとお願いをしておきます。
次に気が付いたのは窓の日よけがあげられ最終の着陸態勢に入ったというアナウンスで、でした。
さすがにFAが水だけは持ってきてくれます。
あぁ、水が旨い(笑)。
トイレにも行きたいけど(笑)・・・あとちょっとで着陸です。
この時期、東南アジアからの到着便は、冬よりちょっと時間がかかり、予定していたバスあるいは電車には間に合わず、久しぶりに30分遅刻しての仕事になりました。
そんなこんなで最後の仕事の入りにトラブルがありましたが、おおむね順調だったバンコク弾丸旅行、決して皆さんにお勧め出来るものではありませんが、こんなことをするやつも世の中にはいる・・・ということで、長々と書かせていただいたバンコク旅行記もこれで終了とさせていただきます。