上海、悪くないかも (2) 浦東空港から「アンダーズ新天地上海」に

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僕の乗ったJAL877便は定刻よりかなり早く、現地時間の午後4時ちょうどに上海・浦東空港に着陸しました。
東京と上海には1時間の時差がありますから、日本時間なら午後5時ということです。
前回来た上海は確か虹橋空港の方、ここ浦東に着くのは本当に久しぶりです。
リニアモーターカー(上海トランスラピッド、上海マグレブ)の出来たのが確か2002年、その翌年には乗りたくて乗りたくて、ここまで来たことを覚えていますから、僕の浦東空港利用は2003年以来とになるかもしれません。
空港の作りはもう最近世界中どこも同じよう、表示も充分大きくあるし、人の流れもあるので、広い空港内でも迷うことはありません。
体温測定のカウンターを過ぎると、「外国人」と書かれた(漢字が分かって嬉しい!)右の方のイミグレーション・カウンターへ。
そこにいる係官も以前のような堅苦しい感じは全然なくて、「ニーハオ」と挨拶もちゃんとありました。
仕事もてきぱきしていたし、思わず満足度を示すボタンの一番左を押しといたほどです。
(このボタン、中国にはいろいろな所にありますね)
そしてエスカレーターを一段降りるとバゲッジクレーム、ここに両替店などもあります。
(財布の中に十分な中国元の現金があったので、僕は今回両替えをしませんでした。上海ではクレジットカードを使えるところがどんどん増えてきているようです)
中国的カオスもまったくなく、ストレス・フリーで外に出られました。
これは僕にはちょっと予想外で、やはり上海は中国の他の街とはちょっと違ったインターナショナルな街なのかもしれません。
で、今回、市中心部のホテルまでどうやって行こう?
またリニアモーターカー?
あれは一度乗ったしなぁ、それにホテルまで行くにはリニアモーターカーの終点「竜陽路」駅からタクシーや地下鉄に乗り換えなくちゃなのです。
それならいっそこの空港からホテルまでタクシーで直行、それが良いと判断しました。

僕が「的士」(タクシー)の表示を見つけてその方向に歩いていくと、四方八方から大きな呼び声がかかります。
白タクの客引きです。
昔「竜陽路」駅で降りた時もひどいものでした。
そういう輩は無視して、必ずこういう公式の乗り場(出租車)からタクシーは乗りましょう。
大まかな値段も表示してあるし、配車係のおじさんもいます。
ただ配車係、運転手共に英語は全く駄目ですから、ホテル名と住所は中国語で書いておき(プリントアウトしておき)、それを見せましょう。
事は全くスムーズに進むはずで、僕の場合も何の問題もありませんでした。

運転手には最初が肝心と「ニーハオ」と挨拶、午後4時25分、運転手の周囲がアクリルボードで囲われた中国独特のタクシーで、ホテルに向け出発です。
初乗りは14元、1元(RMB)はこの時16.5円。

今回の旅行中、何度もタクシーに乗りましたが、上海のタクシーはおおむね安心して乗ることが出来そうです。
嫌な思い、ごまかしなどは一切なく、お釣りもきちんとkれるし、これまた予想以上でした。
ただ、乗るときの注意として、なるべく個人タクシーは止めて、水色の「大衆」タクシーを一番に、「錦江」、「強生」、「海博」などの大手の会社のタクシーを利用しました。
僕の乗ったタクシーは最初リニアモーターカーと並行して走り、そのうち住宅が増えてきて、約30分でこんな景色が見えるようになります。
これが車窓から見えてくると、「おぉ、上海!」と思わず感激です。

でもこの薄曇りは?
これがかの有名な空気の悪さ?
翌日は幸いもっと晴れて空もクリアに見えましたから、これはただ単に曇りだったのかもしれません。
僕の宿泊ホテルは「アンダーズ新天地上海」(上海安達仕酒店)。
東京より先に上海に宿泊です。
これは「アンダーズ新天地上海」を「黄陂南路」側から見たところ、28階建て全307室、2011年の創立です。
通りを隔ててとても外観が似ている「ザ・ランガム新天地上海」というホテルもあります。
両者の違いは窓枠が四角いか、丸いかくらい??
「アンダーズ新天地上海」の正式なエントランスはこの裏、「嵩山路」側にあります。
浦東空港からホテルまでの所要時間は約40分、料金は165元(約2700円)。
これなら充分許容範囲、空港の表示ともほぼ同じでした。
浦東→市内ホテルへの移動はタクシー、これがベストということで間違いないでしょう。
ベルの服装を見てください、カジュアルでしょう?
ホテル全体がハイセンスですが、従来のホテルとは違った堅苦しくないこの路線で貫かれているのです。

中に入るとこんな感じ。
デザインは日本の誇る「スーパーポテト」です。

チェックインはこのエリアで、のようです。
う~~ん、斬新。

お洒落な作りです。

ベルに伴われてチェックイン・エリアへ・・・。

ホストと呼ばれるレセプショニスト(コンシェルジュ役などゲストにかかわることすべてを兼任)に引き継がれます。
ここでもホストの服装は決まってないようで、男性は黒基調ですが、女性など花柄のワンピースでの応対でした。
(その女性は日本語も出来るdirector of roomsの人、「この間まで東京の立ち上げにヘルプに行っていたのよぉ」と・・・)
ベルなどと違って、ここのいるホスト達の英語は完璧、ネイティブ・クラスのスピーカーばかりです。
誰もがカジュアルでフレンドリー、とても親切な対応。
「シンプルかつ洗練されたパーソナルサービス」を目指すという「アンダーズ」の特徴が良く出たチェックインとなりました。

近くのテーブルにはフルーツやドリンクが出ていたり、この使用用途不明のカメラ?鏡?などもありました。
(写っているのは僕を担当してくれたホスト)
チェックインは立ったまま、隣にはすぐホスト、ホストが友達と話すように超近いです。
僕の予約はマイ・エリート・レートで週末にもかかわらずたったの960元+、総額で1104元、日本円に直すと約18200円。
東京よりずいぶんリーズナブルな料金です。
なのでまたも(笑)思い切って聞いてみます。
「今日はもう少し良い部屋は空いてない?」
すぐにPCを忙しくたたき始めるホスト。
脈がありそうと踏んだ僕は、数秒置いてから
「少しくらいなら追加料金払えるんだけど・・・」

すると聞いてみるもんですね。
「スイートが空いていますよぉ」
(ニュアンス的に「空いています」というより「空いていますよぉ」という感じ)
「差額は1000元になりますが・・・」
「え~~っ」と驚いて見せる僕(演技派です、笑)。
するとホスト、すぐに
「じゃ、半額の500元ではいかがですか?」
聞いてみた僕の方が「何、それ?」です。
でも必要以上に笑顔は出さず
「有難う、じゃ、スイートにして」と。
ということで僕の料金は960+500=1460元+で、日本円にして総額約27700円。
これでスイートに泊まれるのなら万々歳でしょう。
帰国後スイートの料金を調べてみると3100~3200元+のよう、ということは僕は半額以下で泊まれちゃったということです。

もちろんメンバー特典で朝食も無料、午後2時までのレイト・チェックアウトももらいましたので、本当に「アンダーズ新天地上海」については何も言うことがありません。
ただ隣接するこのラウンジの使い方については何の説明もありませんでした。
通常このラウンジのドリンクは無料なはずです。
自分の部屋にも多種の(ノン・アルコール)ドリンクが無料で用意されているし、ネスプレッソなども完備しているので、このラウンジを利用することはありませんでした。

ホテル内のパブリック・エリアにはスタイリッシュでアートフルな置物がいろいろなところに・・・。
一部は僕にはちょっと理解不能でしたが。
LED使いも最近のホテルですね。
色は刻々変わるようです。
ホストからベルに受け継がれ、彼が僕を16階の部屋まで案内してくれます。
エレベーターホール。


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