外灘の一等地に位置する「ウォルドルフアストリア上海オンザバンド」、その最上級のリバーサイドのスイート。
そこからの景色こそ、僕が今回の上海旅行で一番楽しみにしていたものです。
チェックイン後、マッサージをしたり、「上海環球金融中心」の100階にある展望台に行ったり、忙しく動き回っていましたが、夕暮れが迫ってきて建物に灯がともるようになると、僕はもうソファにどかっ・・・。
部屋のネスプレッソでコーヒーを入れてただただ窓の外を。
部屋の窓は2重窓。
内側の窓は近代的なもの、外側の窓は補修はしてありますが基本100年前のオリジナルの窓。
その両方の窓を開けることが出来るのです。
窓を開けるとむあっとした湿気がものすごく、カメラのレンズも一瞬で曇ってしまうほどです。
そんな外からではなく、冷房のがんがん効いたこんな部屋の中から、しかもコーヒーなど飲みながら、この景色を見てられるんですから、これは景色フェチにはもう最高の時間です。
浦東の高層建築群、東方明珠電視塔がこの日は本当にクリアに見えています。
今までここに来たうちで一番きれいに見えっていると言っても良いでしょう。
キラキラの電飾を付けた船も、ここでは悪趣味ではなくこの風景に似合っているような気もします。
闇はだんだん濃くなってきて、一瞬として同じではなく、いつまで見ていても見飽きません。
今の作りなら一枚ガラスの大きな窓から・・・でしょうが、ここはこんな窓。
でも窓が開けられるっていうのが、何ともあすごいです。
通りからの車の音、人のざわめきも聞こえてくるんです。
いつまでもカーテンを閉めたくなくなるほど・・・。
充分暗くなってから、今度は思い切ってホテルの外に出てみます。
「ウォルドルフアストリア上海オンザバンド」だけではなく、外灘の歴史的な建物のライトアップが始まって、独特の雰囲気が出てきています。
僕はこの3階の部屋から、この景色を見ていたということですね。
外は夕方になってもかなりな温度、そして湿気。
この後は本格的にここの夜景を見に行くので、シャワーを浴びて、ちょっとお洒落します。
つまりやや高級めなところに・・・なんです。