僕の京都は自分が関連する2つの会の掛け持ちでした。
ひとつは京都で一番大きな会議場、もう一つは「京都ホテルオークラ」で開催。
僕は両方に関係していたので、両会場をタクシーで2往復はしました。
この日はタクシーも本当に激混み。
会議出席に来たのか、勉強に来たのか?が付くほど、移動や飲食に時間を割いてしまった2日半でした。
そんな中「オークラ」系の人たちの中のVIP数人が、歩いてすぐそばの「ザ・リッツカールトン京都」にランチに行ったということで、そのお迎えにも行ってきました。
僕は「ザ・リッツカールトン京都」はまだチャンスがなくて、全くの初めて。
本当に鴨川の畔なんですね。
低層のホテルなので、「ホテルフジタ」時代と風景としてはあまり変わりません。
でも一歩中に入るとそこは出来立ての豪華ホテル。
京都を思わせる伝統的「和」の要素がそこここにちりばめられた、質感のある空間が広がっていました。
ただここもパブリック部分は人でかなり一杯、スタッフは笑顔を作りながらもとても忙しそうでした。
僕の思うリッツカールトンの優雅なイメージは、この時にはほとんど感じられなかったかも。
デザインは確かピーター・レメディオス。
いや、レストラン部分は「デザインスタジオ・スピン」だったか・・・。
(来年バリ島にオープン予定の「アンダーズ・バリ」のデザインも「デザインスタジオ・スピン」なはずです、楽しみ)
レストランはこの1階と地下1階に集まっているようです。
うちのVIP達はどこにいるんだろう・・・。
多分ここだろうと思ったイタリアンの「ラ・ロカンダ」を見せてもらいましたが、ここにはいない。
あぁ、ここが「ラ・ロカンダ」のプライベートルームですか。
1907年(明治40年)に建てられた藤田男爵の別邸「夷川邸」をこのイタリアンレストランに移築、モダンにな中に和を昇華させたスペースにして、評判のエリアなはずです。
夷川邸の奥には目の前のキッチンでシェフが腕をふるうプライベートルームもあるというし、そっち?
結局はVIP達は「ザ・ロビーラウンジ」にいらしたのですが、そこで出るスイーツは「ピエール・エルメ・パリブティック」のものと・・・。
スタッフは「アフタヌーンティーでもピエール・エルメのスイーツはお楽しみいただけますので、いかがですか」なんて声をかけてくれます。
うん?アフタヌーンティー?
良いかも、でも今はこの爺さん達(失礼!)を「京都ホテルオークラ」まで連れ戻さなくちゃです。
それが僕の仕事。
午後何時までアフタヌーンティーをやっているか聞きながら、急いで「ザ・リッツカールトン京都」を出ます。