BTS「サパンタクシン」(タクシン橋)駅下のサトーンピアから専用のボートで30分、目指すレストラン「チョン・タイ・レストラン」に到着です。
ここは「ザ・サイアム・ホテル」(THE SIAM HOTEL)というホテルの中のレストラン。
値段は高めですが美味しいタイ料理との評判なので、はるばるやってきたというわけです。
この場所、向かいに見えているのは「ロイヤルリバー・ホテル」(ROYL RIVER HOTEL)。
(日本からの激安ツアーには今だに使われているホテルです)
ということはあの橋はラチャウィティー通りにかかるクルントン橋、こちら側は地理的にはドゥシット地区ということになります。
(レトロな橋は1954年、日本の会社によって架けられたものです)
で、この「ザ・サイアム・ホテル」というホテルが出来たのは、去年の6月。
BTS「パヤタイ」駅前にあった「サイアム・シティ・ホテル」(現在はリノベーションして名前も「ザ・スコーソン・ホテル」と変わりました)の系列ホテル、つまりパタヤの「サイアム・ベイショア」とか「ザ・ベイビュー・パタヤ」と同じ、「ザ・スコーソン・ホテルズ」(THE SUKOSOL HOTELS)グループのホテルです。
室数はたったの39室。
値段は17115++バーツから、ヴィラの48825++バーツまで(約6~20万円くらい)。
12月中旬まではプロモーション価格も出ていましたが、12月21日以降はほぼラックレート、3泊以上のミニマム・ステイ規制もかかり、それでもネットで見るともうクリスマスから年末年始にかけてはほぼ満室状態のようです。
船着き場からホテルに入っていくと、右側にプール。
人はほとんどいなく、周りは静かそのもの。
泳ぐというよりリラックス目的には最適のリバービュープールです。
眼を中央に移すと、ジム・トンプソンがかつて住んでいたという総チーク材作りのタイの伝統的な家をここに移築したものが並んでいます。
ここに僕が今日ランチする予定の「チョン・タイ・レストラン」があります。
ここは船着き場に一番近いカフェ。
別に何の注文もしなくても、単なるお休みどころとしても使えます。
調度品はご覧のようにアンティークで一杯。
実はこのホテルのテーマは、伝統的なタイと現代の調和、オウナーの趣味であるというアンティ-クと最新テクノロジーの融合のように僕には思えます。
館内にはここだけではなくアンティークが一杯。
一杯というより山のように・・・。
不思議といえば不思議なインテリアに見えますが、その人のいなさ加減もあって、実に和めるスポットになっています。
アフタヌーンティなどもここで出来るようです。
カフェの奥には「デコ・バー&ビストロ」(DECO BAR & BISTRO)という2階建てのレストランが続きます。
アウトドア部分と奥まった部分があって、朝食から夕食までに対応しています。
この他に僕の行くタイ・レストランもあるのですから、わずか39室しかないホテルにしては、ダイニング・オプションはかなりなものです。
ホテル全体からすれば、これでまだ100分の1くらいの紹介ですが、ここのデザインは僕の好きな「ビル・ベンズレー」(BILL BENSLEY)氏によるもの。
バンコク・ベースの著名なリゾート建築デザイナーです。
http://www.bensley.com/
パークハイアットに衣替えしたシェムリアップの「ホテル・ドゥ・ラ・ペ」をはじめ、チェンマイやサムイ、ランカウイの「フォーシーズンズ」、バリの「セント・レジス」、タイ各地の「アナンタラ」・・・彼が参加したプロジェクトは枚挙にいとまがありません。
最近では「ワン&オンリー」グループやインドの仕事も多いようです。
自然との調和をテーマとする彼のデザイン、食事の後にホテル内もいろいろ見せてもらうことにします。