予定より遅い時間になってしまった「カボション・ホテル」の「タイラオイェー」でのランチ。
その後は前日に続いてサパンクワイで私用。
ところがこれがまた長引いて、午後の計画もぐちゃぐちゃ。
しょうがないのでサイアムでのショッピング予定は、サパンクワイの「BIG C」のスーパー部分で調達。品揃えは全然違うけど、時間がなかったので・・・。
忙しくてもお腹だけは減るshackinbaby(笑)。
せっかくサパンクワイにいるんだからと、この界隈一有名な店、カオマンガイ(タイ版チキンライス)の「モンコン・ワッタナー」に行ってみました。
ありました、昔のところに、昔のように。
以前あった大きな映画館は取り壊されたのか無くなっていましたが、店のたたずまい、店頭の人だかりは僕の記憶通りです。
夕方近い変な時間にもかかわらず、お客はひっきりなし、店頭のオジさんは一心不乱に鶏をさばいていきます。
流行っています。
店頭のテラス席(笑)でも、扇風機の回るタイのレトロ博物館に来たような店内でも、好きな方に席を取ります。
というより、空いたところにすかさす座るといった感じかも・・・。
多少の好奇の眼はありますが、気にしない気にしない。
皆ここにカオマンガイ食べに来てるんですから。
壁一面にはタイのセレブリティの写真が、これだけの人がここに食べに来ているというわけです。
壁の分からないタイ文字メニューは無視、注文はただ一言「カオマンガイ」と(笑)。
この後何か聞かれるとすれば、ここで食べるかテイクアウトするかでしょう。
「ここで」とゼスチャーで十分です。
カオマンガイは40バーツ、タイのは盛りが少ないので大盛りを頼みたい時は「ビセー」と言ってください。
あ、緑の丼マーク!
ご存知タイのミシュラン的存在、タナシー殿下(モームラーチャウォン・タナシー・サワディワット氏、「モームラーチャウォン」は王族の称号の一つ)お墨付きの優良店の印です。
このマークを掲げている店はタイ中に約1000店くらいあると、ただこれはそのお店にではなくある特定の料理(または食材)に対しての認定なんだそう・・・。
もともとは、昭和シェル石油が、ガス普及のために50年ほど前に始めた「シェル・チュアン・チム」というプロジェクトなんだそうですよ(薀蓄)。
なおタナシー氏、もう御年80数才になられたそうです。
注文後出てくるまでに思ったより時間がかかります。
(僕のこの時は5分以上)
簡単な料理なのにね、何故?
で、ここのカオマンガイ、「お米」と「鶏肉」に良い物を使っているというこの店の売り通り、米はクズ米などではなく、しっとり中まで鶏肉のダシがしっかりしみ込んだ美味しいもの。
茹でた鶏肉はパサパサしている感じがなく、本当にジューシー、ふわふわ柔らかい食感が何といえません。
皿の脇に付いている黒いものはガイペッ(鶏の血の塊)。
臭みはありませんが、日本人にはちょっと抵抗ある付け合せです。
僕はここ、日本人に有名な「ピンクのカオマンガイ」なんかより美味しいと思いますが・・・。