風呂で体を温めてからの夕寝、気持ち良く起きたのは午後8時を過ぎた頃。
開けっ放しで寝たので、窓の後はこんな具合。
雨は寝る前より小止みになっているようです。
数時間前にはあの高い建物の85階に・・・「ずいぶん高いところにいたんだな」と改めて感動。
冬用のコートではなく、フード付きのレインコートで台北に来たので傘は借りずに、台北の夜に繰り出します。
東京でいえば渋谷のような町、「西門」を徘徊。
かつては公営市場だった「西門紅樓」、雨に濡れていつもは人の多いこの周辺も何か寂しげ、ちょっと隠微なテイストもある築100年を超えるこのエリアのランドマークです。
公営市場から戦後は劇場へ、台湾エンターテイメント界の中心として一時は大いに栄えたそうです。
ところが1970年代になると人々の足は遠のき、次第に忘れ去られた存在に・・・。
その後、何回かの改築を重ね、100周年をむかえた2008年に、かつての「市場」というコンセプトを導入。
週末にはデザインフェスタなどを開催すると共に、若手デザイナーたちの工房を新設し、デザインマーケットとしての役割を兼ね備えることになったんだとのことです。
良いですよね、若者の街に建つ歴史を感じさせるレトロな建物。
「new wine in old bottles」ということでしょうか。
「西門」は今も書いたように若い人の多い町、でもちょっと横道に入れば「いかにも台湾」といったこうした屋台がたくさん出ています。
漢字から何を売っているのかは大体分かります。
これは日本で言う水饅頭?
使われている字からして、周囲の半透明な部分は蒟蒻で作られているのかもしれません。
歩いているうち、小腹が空いてきたような気も・・・(笑)。
このままホテルに帰るのも・・・まだ午後10時くらいだし・・・。
台湾の夜と言えば「夜市」。
やはり行っとくべきかなぁ、でも観光地図持ってきていないしな・・・。
昔の記憶だけで行けそうなのはMRTの駅前に広がっているはずの「士林夜市」だけ。
あそこはあまりにもベタ過ぎるかなぁ、でも僕個人としてはここ10年以上行っていない・・・。
「士林」にするか。
ということで「西門」からMRTで「士林」まで切符を買います。
買い方は全くの初心者でも超簡単、間違いようのないシンプルなシステム。
紙の切符ではなく、出てくるのがプラスチックのトークンなのに最初驚くくらいで、、乗り換えの方向も漢字の国なので全く無問題。
表示もとても分かりやすく、日本のごちゃごちゃした表記からしたら、素晴らしい完成度です。
「小心月台間隙」とか、「月台」がプラットフォームということさえ分かれば、こちらも瞬間的に了解出来ます。
値段は確か4元くらい、時間的にも本当に短時間で「士林夜市」のある淡水線・新店線「劍潭」駅に到着です。