「西門」の裏道に並ぶ屋台に、急に「夜市」に行きたくなったshackinbaby。
地図を持ってこなかったので、記憶だけで行けそうな「士林夜市」に行ってみることにしました。
時はもう午後10時過ぎ、まだ店は開いているでしょうか。
雨は小降りになったり、やんだり、いずれにしても夕方よりは良くなってきています。
台湾の「夜市」。
今を遡ることウン十年前、今は亡き父と「円環夜市」に、いや当時は「圓環夜市」でしたか、行ったのが「夜市」初体験でした。
僕は当時まだ高校生、バックパッカーとして海外に出る前のことで、当時の僕の周囲には無かった「夜市」の持つヴァイタリティ、カオス、臭いには圧倒されたのを思い出します。
今の「寧夏夜市」の一部というか、近くです。
さて、久しぶりの「士林夜市」、僕の記憶とは違っていました。
昔は駅を降りてすぐに「美食市場」なんて建物があったような覚えが・・・。
人の流れに沿ってそれらしいほうに歩いていくと、あれ~~「かなりきれいになっている」。
あぁ、これは僕の思う「夜市」じゃない・・・でも、ここまで来たからには一周りはしてみなくては・・・。
地下にあるという「美食区」に降りてみます。
ここもすっかりきれいになって、以前の僕の覚えているカオスと言っていいほどの、雑然さがなくなっています。
ま、これにはこの日が雨だった、時間が午後11時前くらいになっていて、もうお客が少なかったということもあるのでしょう。
すでに閉まっている店だってあります。
漢字から判別出来る食べ物もありますが、香腸とか大腸包小腸、官財板などといった料理名は、僕はもう知っていますが、初めて目にするとちょっとドキドキする名前ですよね(笑)。
それに食べものに「尿」なんて字がついているのも・・・(笑)。
何かお腹に溜まらないものを食べてみたかったので、この時間でもかなり混んでいるこの店で「?仔煎」にトライです。
これは牡蠣の台湾風オムレツのことで(「タイ」に行かれた方なら、いわゆる「オースワン」?????? と同類のもの)、もちもちっとした感触に甘辛いタレのかかった台湾人が大好きな小吃 。
一皿50元でした。
牡蠣の火の通し方がちょうど良くて、牡蠣の風味と食感、そしてソースの甘ったるさに台湾を実感。
昼間の「欣葉101食藝軒」」のような高級料理も良いですが、こういうB級グルメも相当なものです、台湾。
デザートにはこれ、「大餅包小餅」。
一つ35元。
まずは店頭に積まれた揚げ餅の種類を選びます。
小豆、芋、胡麻辺りからカレー、ココナツ、黒胡椒などまで、お好みのを・・・。
店のオバちゃんは注文を受けた餅を砕き割り、これを今度は薄い餅でクレープ状にくるっと巻いて、手渡してくれるんです。
もちもちの皮の中にパリッとした餅。
だから「大餅包小餅」。
人気なのが分かる小吃です。
あぁ、もう駄目だ、お腹一杯。
この「大餅包小餅」を片手にちびちび食べながら、衣料品の方なども見て歩きますが、それ程の興味は・・・。
じゃ、そろそろ終電も近づいているはず(午前0時26分?)なので帰ろうかと、MRTの駅の方に向かいます。
そこで見つけた、妙に気になる揚げ物の屋台。
あぁ、そうだこの「夜市」で有名なジャンボチキンカツをまだ食べてなかった・・・。
確か「豪大大?排」とかいう店、もう店仕舞いしていたのかなぁ、どこにあったろう気が付かなかった、残念。
もうこれ以上食べられないとは思うものの、一口だけでも体験してみたい、そう思うと、この気になる揚げ物屋台がやたら気になります。