「ホテルオークラ東京」本館終了前に宿泊して思い出に浸ろうというshackinbaby。
このホテルといえば食事、なるべく多くのレストランでいろいろ食べたいと思っていたのですが、さすがの大食漢の僕でも1泊では3食以上は食べられません。
(本当はこれに某パーティー出席でプラス・アルファがありましたが)
ランチは和食の「山里」、ディナーは「テラスレストラン」ときたので、朝はどうしましょう。
特典で泊まっているので朝食は付いていません。
そこでホテルのウェブのレストラン案内をいろいろ見ていると、この時期やっている宿泊プランの中に「オークラ伝統のフレンチトーストとエッグベネディクトを、一度に味わえる朝食をルームサービスで」というサービスを盛り込んだプランが複数あったのです。
あ、そうだ、大好きなこのホテルのフレンチトーストを今回はまだ食べてなかった・・・。
確か通常のルームサービスにもフレンチトーストはなかったはず。
それがルームサービスで食べられるのならぜひ食べてみたい、頼めば(お金を出せば)可能かもしれない、コンシェルジュに電話してみます。
(ここのコンシェルジュ・デスクはすごいです。オールナイトで詰めているかどうかは確かめませんでしたが、深夜0時、朝6時にはちゃんとデスクにスタンバイ、on dutyでした)。
すると、しばらくの保留+折り返し電話の後、OKと。
やったぁ、それなりの料金はかかりましたが、これは嬉しいサプライズです。
頼んだ時間ぴったりにピンポ~~ン。
新聞や靴磨きを頼んでいた靴とともに、カートが部屋に運ばれてきます。
トレイの上には野菜スティック、ちょっとした果物。
フレンチトースト用のバターとメイプルシロップ。
バターがこれは柔らか過ぎです。
あぁ、これこれ。
姿かたちは全く変わっていません。
このフレンチ―トーストを出している「オーキッドルーム」のウェブには
「オーキッドルームのフレンチトーストは丸1日じっくりとパンを浸け込み、お客様のご注文をいただいたら、低温のオーヴンで全面に焼き色がつくまでふっくらと焼きあげること15分。
(ここが決め手。焼き色が悪いとすぐしぼんでしまい、ぷるんとした食感のおいしさを味わえません。)
そして、メイプルシロップを添えて提供いたします。
朝食のメニューとして大変高い評価をいただき、リピーター客をつくりだして当ホテルの代表的なメニューとなりました。
また、『このフレンチトーストは、世界一』と絶賛された外国の元首もいらっしゃいます。
広びろと心なごむ、朝のオーキッドルーム。
ウェイターが爽やかな笑顔とともに運んでくるこの一品。“幸せな一日”のはじまりです。」
とあります。
そしてそのレシピは
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/restaurant/recipe/details/452
に載っています。
味、食感、このフレンチトーストは本当に特別というか独特で、フレンチトーストというより「ホテルオークラのフレンチトースト」という感じ。
最期に食べられて良かったです。
もちろんこの人気メニューは旧館のレストランにも、将来の新館のレストランにも引き継がれていくはずの「ホテルオークラ東京」を代表する名品でしょうから、最後というのはちょっと変かもしれませんが。
この朝食にはエッグベネディディクトも付いていて、これまた端正な作り、およそこの料理の標準と言える作りでした。
形もきれい、オランデーズソースもくど過ぎず、これも美味しかったですよ。
フルーツなどは貧弱ですが、特別にこの朝食を手配してもらったコンシェルジュには感謝。
なおフレンチトーストとエッグベネディクトはホットプレートに乗せられて運ばれてきます。
有難うございました&ご馳走様でしたぁ。
参考までにルームサービスの朝食はアメリカンブレックファストとヘルシーブレックファストがそれぞれ4000円+、和朝食が4200円+でした。