MRTの「ファランポーン」駅から2駅目が「シーロム」。
(BTSで言えば「サラデーン」駅です)
1駅目の「サムヤーン」駅で降りて、名物の海鮮屋台で夕食というのも考えたのですが、買いたいものもあったので、シーロムのショッピング街へ・・・。
夕方のシーロムはもうどこも人で一杯、通りに出ているいろいろな屋台も、どこも良く売れています。
タイ風の甘~いコーヒーも最近はビニール袋入りは少なくなりました。
目指すものも買えたので、今度こそ夕飯・・・何にしよう。
あ、そうだ、目の前は「デュシタニ・バンコク」、ここはレストランの選択肢の多いホテルです。
入ってみます。
いかにも外国からの観光客然とした人達もいますが、多くは地元のお金持ち風な人達。
いかにもタイの老舗ホテルといった感じです。
人気のタイ料理レストラン「ベンジャロン」のテラス席に取りあえず坐ります。
もちろん人工の滝ですが、ライティングが今風で、クラシカルな「ベンジャロン」の店内より、このアウトドアのテラス部分の方がヒップです。
ここでタイの伝統的な飲み物「ナーム・タクライ」(レモングラスのお茶)を飲みながら、この後の予定を考えます。
値段は150バーツ++。
で、決めたのはベトナム料理の「ティエンドン」(THIEN DUONG)。
本当に歴史の長い店で、かつては市ヶ谷に日本店までありました。
確か今は順天堂病院の物になった「センチュリータワー」の地下だったような・・・ノーマン・フォスター設計のビルでした。
中はかなりな盛況、ほとんどの席が埋まっています。
でも僕のような外国人の飛び込み客にも、さすが高級ホテル、親切に対応して席を見つけてくれます。
インテリアは全く昔のまま。
印象的な黒の食器が懐かしいです。
このレストランのトレードマークです。
もう一つのトレードマークがこれ、山盛りのミント、バジルなどの葉っぱ類の盛り合わせ。
今思い出すと日本店ではこのたっぷり感だけは真似出来なかった盛りの良さです。
アペタイザーにはソフトシェルクラブの生春巻きを食べたかったのですが、僕一人では無理な量。
なので、名物前菜勢揃い的なこの皿を選びました。
生春巻き、ポーク・ボール、サトウキビに巻いた海老のミンチ・・・などです。
メインには炭焼きのチキン。
通常は4本で1皿だそうですが、1人用にハーフ・サイズで出してくれました。
タイの「ガイヤーン」をものすごく上品にした味、悪くありません。
付け合わせは糯米を揚げたもの。
デザートにはクリームブリュレ、面白いことにコーヒー味です。
全体に強いインパクトはありませんが、優しさのある高級ベトナム料理って感じで、バンコクのベトナム料理屋の中でもまだまだ存在感のある店でした。