新・サクッと香港 (8) 「再興燒臘飯店」が休みだったので「甘牌燒鵝」で軽くランチ

スポンサーリンク

香港滞在午前中は湾仔(ワンチャイ)周辺の散策。
タブレット片手にあちこち、でもこの辺りは迷路に迷い込むようなところもなく、「あぁ、ここにこれがあるんだぁ」とか、「この辺、昔はこうじゃなかったよね」とか・・・。
蒸し暑さに辛くなると、冷房の効いた「ノボテルセンチュリー香港」で休んだりもしました。
そしてやや早いランチには焼味(「ロースト」屋の意味)の名店「再興燒臘飯店」で又焼飯でも食べようと行ってみたら、残念、この日はクローズ。
この店、日曜は休みなのを忘れていました。
焼味を食べられないとなると、無性にそれが食べたい、どこか他にないかとタブレットを弄ると、あ、あるじゃないですか、ミシュランで1★を取っている「甘牌燒鵝」(Kam’s Roast Goose)がすぐ近くに。

     http://www.krg.com.hk/!en/index.html


ここは、もう老舗の域に入る「再興燒臘飯店」などと違って、2014年のオープンという新しい店。
オーナーは燒鵝(ローストグース)で有名な老舗「鏞記」創業者のお孫さんの当たる人なんだとか。
「鏞記」秘伝の味を継いだといえるこの店、そりゃあ美味しいでしょうよと僕も行ってみることにします。

「再興燒臘飯店」が朝10時過ぎから始まるのに対して、ここはオープンが午前11時半からとかなり遅い・・・。
少し早いけど一番乗りするかとオープン15分くらい前に着いたら、もう店の前には数十人の行列が。(↑の写真)
わぁ、これはすごい人気の店。
行列に並んでいるのはすべて若者、皆手に手にスマホを持ち、店の情報を見ながら開店を待っています。
きっと料理が出てきたら、僕と同じように写真撮りまくり、食べるよりSNSにアップする方を優先する口でしょう。
平均年齢30歳以下?
開店5分くらい前になるとスタッフが人数をチェック、入店するとスタッフに席を指定されるシステム。
狭いところにかなりギューギューに詰め込まれますが、文句を言う人はいません。
もうただただメニューとキッチンに吊るされた焼味を見て涎~です。
こういうオープンキッチン。
サービススタッフは黒の制服、外国人慣れもしていて、超混んでいるのに、サービスというか対応は丁寧です。
そしてどこもきれい、清潔。

とても昔の香港のこうした店のイメージはありません。
お茶も無料で出されます。
メニューは分かりやすく写真入りの大判。
叉焼や焼鶏など、焼き物全般がメニューにありますが、やはり一番有名なのが燒鵝のようで、周囲も燒鵝のオーダーが一番多いようです。
そして僕の予想通り、料理が運ばれてくると、皆スマホでパシャパシャ(笑)。
僕はこの日、どうしても又焼が食べたかったので、燒鵝ではなくメニューにあるdouble roast on rice (roast suckling ping on rice + roast polk)という焼味2種類をチョイスして乗せるご飯ものにしてみました。

suckling pigとは子豚の皮のロースト「化皮乳猪」で、これは素晴らしい出来。
カリッ、サクッとしたパリパリの皮はもう何とも言えませんでした。

又焼の方はそこまでも感激しませんでしたが、これまた十分旨みの出た又焼でしたよ。
ご飯に掛かっているタレはヘルシーで、昔の香港のこのタイプのご飯物に比べて薄味で少量。
店の佇まい同様、プレゼンテーションも現代風なところが、特に若い人剥けているところなんでしょう。
これでHK$72,日本円にしてちょうど1000円くらい・・・。
香港の同様の店からするとお値段かなり高めですが、十分に、本当に十分に価値のある焼味だと思います。
ぜひ皆さんも、1000円でミシュランの星付きの味を!

タイトルとURLをコピーしました