秋のタイ弾丸 (19) バニヤンツリー・サムイ

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長々と「コンラッド・コサムイ」のことを書いていますが、もちろん「タイ弾丸」のタイトル通り、ここも一泊だけ。
もう夜にはバンコクから羽田行きのJALの深夜便に乗るのです。
相変わらず慌ただしいでしょ?
でもまだソフト・オープンですべてのファシリティが完全ではない「コンラッド・コサムイ」に一人滞在は、このくらいでちょうど良さそうです。
さぁ、午後3時半のレイト・チェックアウトまで何して遊びましょう。
コンシェルジュやレセプションで暇そうにしているスタッフと雑談、「タオ島はきれいよ」、「タン島の方が海は透明かもよ」、「パンガン島でシュノーケリングは?」、「アントン・マリン・ナショナルパークも最高の景色と聞いてるわ」、「「ジャングル・サファリのツアーに行った人を知ってる」・・・もういろいろ出てきますが、予約が必要だったり、僕のチェックアウト時間には帰ってこれなかったり、本気で僕のことを考えてくれてるようには思えません。
思いつくままに言ってるだけみたいな・・・。
「クロコダイル・ショー」、「スネーク・ファーム」(これはホテルからすぐ近くです)、「サムイ水族館」、「ビッグブッダ」、「ナ・ムアンの滝」・・・残念ながらどの提案にもあまり食指がわきません。
そこで思いついたのがスパ、「コンラッド」のは未オープンなので、スパで有名で、僕がホテル選択で「コンラッド」と最後まで迷った「バンヤンツリー・サムイ」(Banyan Treee Samui)はどうだろう・・・。
ホテル見学も兼ねて行ってみたい・・・すぐさま「バンヤンツリー」に電話を入れてもらいます。
「スパは予約出来るか?将来のステイのためにお薦めの部屋をショールームさせてほしい、ランチもどうだろうか・・・」
僕の矢継ぎ早のお願いに実に丁寧に答えてくれたのは明らかにタイ人じゃないちょっと地位の高そうな人、どうも僕を過大評価してしまった(?)ようで、「待っていますので是非お越しください、スパも食事もすべて手配します。お部屋もあなたのような方に最適なお部屋を用意して待っています」と・・・。
実にプロを感じさせる人、もちろん前から行ってみたいホテルだったので1時間後にホテルのロビーでと約束して、今度は車の手配。
「バニヤンツリー」のあるのは「チャウエン・ビーチ」と「ラマイ・ビーチ」の間くらい、所要時間は約30分で片道1200バーツと・・・。
帰りは状況に応じて「バニヤンツリー」の車か、ローカルなタクシーで帰ってくるつもり。
空港から昨日来た道を戻る形で「バニヤンツリー」に・・・「コンラッド」と違ってある程度の街並みはあるところから近くで、周りにはいくつものホテルの看板も出ています。
かなり厳重なセキュリティ・チェックの後、着いたのがこのホテル・エントランス。
いかにも「バニヤンツリー」らしい外観です。
一歩ロビーに入ると、もうこんな感じ。
実に開放的な誰の印象にも残るロビーです。
ここに始めて来ると、誰しもこの素晴らしいビューに目を奪われること間違いなしです。
もう数歩足を踏み出すと、穏やかな湾の崖と言うよりここでは中腹といった感じですが、そこに広がる沢山のヴィラが一望のもとに目に入ります。

「コンラッド」と同じようなコンセプトみたいですが、デザイン的にはこちらの方が現代的でシャープな感じが少なく、タイの伝統的なモチーフやパターンを大目に取り入れている感じです。
そして素晴らしいのが緑。
「コンラッド」のように工事中、建築中などというところがなく、隅から隅まで必要な所には必要な緑が一杯に茂っているのです。
これは素晴らしいことです。
後で聞いたところによると「バニヤンツリー」も1年前にオープンした時には緑がスカスカで本当に心配だったと・・・「温度と湿度と水に恵まれて今年はこんなになりました。来年からは剪定にも力を入れて、野生の荒々しさとの調和を図りたいです」とのことでした。
僕がレセプショニストに名前を言うと、すぐに話は通じ、数分のうちに「そんな偉い人に案内してもらうのは・・・」的状況になってしまいましたが、「メイン・ロビー」に隣接する「ロビー・ラウンジ」でお茶を頂きながら話を聞いている間に、彼には電話のラッシュ。
仕方なくなのか、いつも通りそういう「算段」というか「段取り」なのか、タイ人の部下に話は引き継がれ、本当に親切なタイ人男性スタッフにその後すべてをお世話になりました。
この「ロビー・ラウンジ」も本当に素晴らしい作り。
180度のオーシャンビューに、「昼下がり」とか「アフタヌーンティ」なんて言葉が似合うようなメローな雰囲気のあるラウンジ、いつまでもソファでぐだぐだしていたいような気分になります。。
タイ人スタッフがバギーを用意、「コンラッド」と同じように崖をくねくねと降りたり登ったりして、ホテル内を案内してくれます。

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