僕と友人が青山の「ナリサワ」で食べたランチのレポート、その最後はデザートの部です。
白玉や和三盆のアイスクリームに、薄くスライスされた和栗のパリパリ・フレークが・・・。
そこに注がれたのはアングレーズ・ソースの一種でしょうか。
日仏融合のいかにもレストラン・デザートといったスイーツですが、僕にはちょっとちまちましすぎるかな・・・。
続くスイーツはメニューに「ベッリーニ」とあるもの。
これは「ベリーニ」(Bellini)と同じ意味でしょうか。
スプマンテに桃のピューレを入れたカクテル。
ここでは変型ピーチメルバに、シャンパンを注ぎ入れるデザートに・・・。
僕はシャンパン無しでいただきました(アルコールが駄目なため、です)。
コーヒーなどの後には・・・
ミニ・マカロンが9種類。
カカオなどの濃度を少しづつ変えた凝ったもの。
マカロンの出来はフランス料理店では大事だと思いますが、もちろんここのは味として合格、スタイルとして大合格です。
そしてデザート部門最後、4番目のお楽しみはデザート・トロリー。
季節感一杯にミニャルディーズがディスプレイされています。
僕のようなスイーツ・ファンは見ているだけでもわくわく。
この店ではミニャルディーズという言葉を使っていますが、これ、プチフールと同義語です。
食後のドリンクと一緒に出される小菓子。
もちろん僕は全種類いただきましたよ(笑)。
一つ一つが小さいので、全然いけちゃいます。
カヌレのような基本のお菓子が美味しいのが嬉しく、和菓子との折衷、羊羹様のものまでありました。
2時間にも及ぶこのランチ、友人は「さすが東京は違う」と感心しきりでしたが、僕にはどうにもいまいち不完全燃焼の感がぬぐえませんでした。
どの皿も見た目に美しく美味しい、調理法もプレゼンテーションも凝りに凝っている、「言うことなし」かも・・・確かに同意します。
でも変化球投げ過ぎの名投手みたいな気もどこかでして、正統派の剛速球をバシンと受け止める手ごたえには欠けるよな、そんな贅沢な文句を言う気持ちになったことも事実のランチでした。
最後に・・・値段に関しては書きますまい、相当高価です。