早朝5時過ぎにヒースロー空港に到着、6時過ぎには「ヒルトン・ロンドン・パディントン・ホテル」に到着という僕の夏休み旅行4日目でしたが、残念、まだ部屋の用意は無理とのこと・・・。
シャワーを浴びラウンジで軽く朝食も取り、荷物も預かってもらい、いざ今日のアクティビティに出発。
この日は、中世や16世紀の村落がほぼ完全な形で残っているコッツウォルズ(Cotswolds)地方の観光に出かけようと思っています。
これはイギリス観光の定番、僕は何度もイギリスに来ていますが、ここは未体験、なのでいつか行ってみたいと思っていた地なのです。
僕が選んだのは「みゅう」(ミキ・ツーリストUK)が主催する「コッツウォルズ一日観光ツアーBコース」というもの。
値段は一人48ポンド。
集合時間は朝の8時、場所は地下鉄ヴィクトリア駅近くの「みゅうロンドン」前。
ここパディントン駅からは地下鉄乗り換えで簡単にヴィクトリア駅まで行けそうですが、まずはイギリスの第一歩、お馴染みロンドン・タクシーを使ってみました。
これは伝統的な黒ですが、最近のロンドン・タクシーは黒以外の派手な塗装もあるんですね。
屋根の高い独特の車体は山高帽をかぶったままでの乗降と着座が可能なためと聞いたことがあり、現行モデルは全高が1.8メートルとミニバン級の高さで、車椅子のままでの乗車すら可能だそうです。
運転席と客席は壁で仕切られていて、後部座席には3人座れるほか、壁に折りたたみ式の座席が2席付いていて後部座席に対面して座れて、最大5人も乗れるゆとりの広さは魅力です。
そうそう魅力といえば、彼らの英語は本当にイギリス英語で時に聞き取りづらいですが、住所を一度言えば本当に正確に僕らをそこに届けてくれます。
これはすごいです。
ロンドンでは何度もタクシーに乗りましたが、これは例外なく完璧、チップにもこだわらない人が多いし、ロンドンのタクシーは本当にお奨めです。
さぁ、着きました、ヴィクトリア駅近くの「コロネード・ウォーク」というショッピング・モール。
ここに僕がこの日参加するツアーの集合場所、「みゅうロンドン」インフォメーションセンターがあります。
時間が早かったのか、まだ誰もいません。
店も閉まっています。
なので、周囲を散歩。
ヴィクトリア駅にかけてたくさんの飲食系の店が並んでいます。
スーパーマーケットがあったので入ってみましたが、お土産コーナーでオリンピック関連のディスカウントが少しあったくらいで、それほど欲しいものも・・・。
午前8時、「みゅうロンドン」前は30人以上の日本人で一杯、ガイドはまだ若い日本人女性でした。
公認のガイドではないと言っていましたが、もう何十回と添乗しているのでしょう、すべてに卒のない説明振りでした。
バスは大型のバス、トイレは無し。
ガイドは次のトイレの有る無し、有料・無料などを事細かに説明してくれます。
本当にツアーって至れり尽くせりです。
コッツウォルズとは古い英語で「羊小屋のある丘」という意味で、オックスフォード平野の西に位置する広大な丘陵地帯。
このツアーではその中でも、バーフォード(Burford)、ブロードウェイ(Broadway)、ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)、バイブリー(Bibury)といった4つのイギリスで最も美しいといわれるところを回ります。
まずはバーフォードという町。
あ、なるほど、こういう感じ・・・。
いかにも由緒ありそうな石作りの家並みが坂道沿いに17~8世紀の風景そのままで残っています。
もちろん車は一杯止まっているし、レストランやカフェ、ショップなどは昔を残しながらも、どこかモダンなタッチも垣間見れなくもない感じです。
でも町として古いものを残しておこう、景観保護の努力にはすごいものがあります。
夏なのでハンギング・バスケットの花も華やか。
あ、これ、中華料理屋みたいです。
とても中華料理を出すとは思えない外観ですよね。
これは人気のパンやケーキの店「ハフキンズ」(Huffkins)。
ショーケースの中はどれも本当に美味しそう。
こんなところのスコーン、食べてみたかったなぁ。
素朴そうだけど、絶対旨いと思います
。
僕はここでコッツウォルズの蜂蜜をお土産に買いました。
表通りの裏には、羊毛マーケットで栄えた時代の名残である建物もたくさん並んでいて、約30分の自由行動ではなかなか見切れるものではありません。
観光客は圧倒的に僕ら日本人が多く、僕らのツアー以外にもたくさんの日本語観光バスが並んでいました。
あと、ちょっと嫌なことが一つ。
ロンドンを出るときには快晴だった天気が、どんどん崩れてきています。