僕の夏休み旅行最後の午後はロンドンの最中心部を気の向くままに東に北に・・・。
充分過ぎるほど歩き回ってから、いったん宿泊してる「ヒルトン・ロンドン・グリーンパーク・ホテル」に戻り、シャワーを浴びた後、今度は今回の旅を締めくくる夕食に出発。
僕が予約を入れておいたのは、テムズ川河畔の「OXOタワー」(発音は「オクソ」で良いようです)最上階にある「OXOレストラン」というところ。
アトリエを兼ねたデザインショップが多く、モダン・アートのエキシビジョンなども常に行われているこの「OXOタワー」。
最上階と言っても8階と、そう高い場所にあるわけではないのですが、ロンドンでは本当に数少ない景色(特に夜景)の美しさに定評のあるレストランです。
リフシュツ・ダビッドソンという人の設計によるここのインテリアは、ロンドンのデザイン・アワードを受賞していて、近代ロンドンにおける代表的なデザイナー空間と評されています。
(インドアのテーブル席は写真を撮りにくい雰囲気だったので、撮っていません)
とは言っても、この時期このレストランを楽しむなら、まずはこのテラス席でしょう。
ゆったり流れるテムズ川河畔に広がるいかにもイギリスらしい景色の数々、あの丸屋根は「セント・ポール大聖堂」でしょうか。
ここは本当に人気のレストラン、夏の繁忙期にこの川沿いのテラス席を確保するのは大変です。
でもご覧のような景色、イギリスにしては素晴らしいサービス陣、これは挑戦し甲斐のある席ですね。
ここは「ナイツブリッジ」にある人気デパート「ハーヴェイ・ニコルス」(Harvey Nichols)系列のレストランで、予約も「ハーヴェイ・ニコルス」のサイトから。
「ハーヴェイ・ニコルス」のワインなども大々的にプロモーションされています。
ここの料理はオール・ジャンルのヨーロピアン料理、それに料理によってはアジアや中近東っぽいスパイスや料理法なども取り入れられていて、なかなかに美味しそうな料理名がメニューに並びます。
ディナー・オープンから30分間は2コースの「プレ・シアター・メニュー」(35ポンド)もありますが、通常はアラカルト・メニューから・・・。
美味しいパンとバターがこの後を予想させますが、スターターの帆立(19.5ポンド)からして僕の好みの出来でした。
まず帆立そのものが新鮮で上質なもの、焼き方も絶妙で、添えられているセラノ・ハムで出来たクラッカー、水菜(本当に水菜でした)、トマト・コンフィ、レモン味のソース・・・テクスチャーの違いも考慮に入れて、味も複数のソースのハーモニーが帆立にぴったり・・・美味しかったです。