GWはカンボジア (12) タ・プローム

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「アンコールトム・タプローム半日ツアー」(US$15)というツアーに参加しています。
「アンコール・トム」の後は、車窓から「タ・ケウ」(「クリスタルの古老」という意味だそうです、興味そそられるぅ!)を見学。
次いでいよいよ「タ・プローム」です。
さっき見た「アンコール・トム」の「バイヨン寺院」は仏教寺院でしたが、ここ「タ・プローム」は12世紀設立の仏教僧院が後にヒンドゥー教寺院に改修されたもの、仏教色の強い彫刻の多くが削り取られているのも見ものの一つです。
じゃ、本当の「見もの」は?
このヨニ(「リンガ」の対極にある言葉)(笑)?
いいえ、この「タ・プローム」最大の「見もの」は、このスポアン(溶樹)です。
日本ではガジュマルと呼ばれている木です。
寺院の周壁などはラテライト、それ以外の主なところは砂岩で作られているとのこと。
そして巨大に成長したスポアンの根が、石の間を押し広げてどんどん突き進んでいるのです。
こうしたスポアンに浸食されたこの遺跡は、日本人を含めた東洋人の心を強く打ち、まるで仙人が住んでいそうな神秘的な雰囲気すら漂うと評されています。
奥に行くに従って、スポアンはますますすごい姿を見せるように・・・。
これなんか鶏の足みたいに見えますね。
至る所で建築物が自然の力に押しつぶされる過程をまざまざと眼にすることが出来ます。
高温多湿の(亜)熱帯ならではと言うことでしょうか。
まさに木による遺跡浸食です。

思わず見るものを圧倒する場面が続きます。


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