GWはカンボジア (37) ロリュオス遺跡群 : バコン

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「アマンサラ」のエクスカーションで「ロリュオス遺跡群」に来ています。
3ヶ所巡るその最後は、881年創建と言われるヒンドゥー寺院の「バコン」。
建築的には、伽藍の周囲に環濠を巡らした最初のピラミッド式寺院ということだそうです。
規模は「ロリュオス遺跡群」の中では一番大きく、東西約900メートル、南北は約700メートルあるとのこと。

もっと近づいてみましょうか。
ここも本当に人が少ない・・・。
東楼門の破風(はふ)の隙間から、奥の中央祠堂の頂部がまるで「額縁にはまった絵」のように見えます。

ピラミッド式寺院なので、どんどん上に上がってみましょう。
ピラミッドは5層で、一番上の第5層は神の世界。
狭い参道を渡って天界であるピラミッド中心部に参詣するという造りです。

振り返って上から見てみると、こんな感じ。
3重の周壁で囲まれた寺院だということが良く分かりますね。

ここが「神の世界」。

周囲の景色なども楽しんでから、入ってきたのと逆の西塔門から出ようとすると・・・
何やら伝統的な楽器の楽団が、大きな木の下に陣取って、音楽を聞かせてくれています。
エキゾチックだけれどどこか懐かしい、なかなかに優美な音が次々に紡ぎだされていきます。
椅子があったら坐って聞きたいくらい。
チップ用の籠の中にはCDらしきものも・・・。
まさか彼らがCDを出しているアーティストとも思えないのですが。
リーダーは一番右で「スコー」という太鼓をたたいている人のよう、手で持って嘗で叩くタイプの太鼓です。

これは「ターケー」という楽器。
ワニのような形をした台に水平に3本の弦が張ってあり、小さな棒状のピックで弾きます。
西洋の楽器に例えれば、ギターみたいです。

「クゥム」です。
「ダルシマー」などと同じ打弦楽器。
30本の金属弦を竹製の2本のバチで叩いて、実に繊細で嫋やかな音を出してくれます。オジさんのこれはカンボジアでは「トロー」と呼ばれています。
そう、ほとんど、これ、中国の二胡ですね。
色々な色のクロマー(カンボジア風スカーフ、たいてい格子柄)が見え隠れしていますね。
汗ふき用、首に巻いて正式スタイルに・・・僕はたまに持っていく弁当の包み布にしていますが・・・。
「ロレイ」、「プリア・コー」、そしてこの「バコン」と巡ってきて僕の「ロリュオス遺跡群」見学は終了。
昼までにまだ少し時間があるので、もう一か所寄ってもらいました。
それは・・・次回に。

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