GW香港・三亜旅行 (10) 香港・街歩き ~ 九記牛?

スポンサーリンク

「コンラッド香港」のびっくりするようなアップグレードに感激、メンバーシップのおかげで利用可能なラウンジで喉を潤した後は、家族からの頼まれもののショッピングに突入です。
日本で買うと高いもの、普通の免税品店では売っていないもの、スーパーに置いてあるような香港ローカルなもの・・・奥さんからちゃんとリストを渡されています。
(今回はしっかりトランクで来たので、液体物の持ち帰りもOK)
それらがどこで入手出来そうかは前もって調べておいたので、一挙に揃いそうなセントラル(中環)地区に向かいます。
ホテル直結のMTR「アドミラルティ(金鐘)」駅からセントラルへと思いましたが、そこでハタと気が付いてタクシーを呼び止めます。
タクシーの運転手に、手帳の端に「九記」と書いて見せ、食べる真似をすると、運転手、即分かってくれたよう・・・。
久しぶりに僕の大好きな麺の店「九記牛?」にも行ってみようと、突然ひらめいたのです。
ずいぶん前に行って本当に美味しかった店。
長い行列の出来ていた店。
あそこ・・・「ションワン」(上環)の丘の上にあります・・・から坂を下りながらセントラルまで出て、そこでいろいろショッピングしよう、それから「香港公園」を突っ切ってホテルまで帰れば良い運動になるだろう・・・。
その辺のおおよその行動図が頭の中に突如ひらめいたのです。

「九記牛?」、あまりにも有名な店です。
60年も前に屋台で創業、この「歌賦街」という今ではファッショナブルになった通りにちゃんとした店として構えたのが1997年のこと。
(近くにはこれまた行列必至の香港B級グルメの雄、トマトラーメンの店「勝香園」もあります、お腹さえ空いていたらここも食べたかった!!悔しい!!)
雑然とした店の外観を上回る店内のローカルぶり(笑)。
当然相席御免の小さい丸椅子席。
拭いても拭いても脂ぎっているようなテーブルとか床。
値段も超ローカルプライスなのに、客層は皆こぎれいな人たちばかり。
噂によると、店の前に食べに来た人たちの高級車が並ぶなんてこともある客層らしいのです。
そのくらい香港人の心に沁みる癖になる麺ということでしょうか。
営業時間はピーク時以外という変わった店。
つまり午後7時過ぎから午後8時半までは休んでしまうのです。
自信の表れ?
僕の行った時間は午後5時前という中途半端な時間でしたが、待つ人こそいないものの店内はほぼ満席。
何とか席を探して座ると瞬時にメニューが・・・。
そのメニューは何とハングル。
「あれっ」と思っていると、いかにも慣れた店員「ニホンジン?」と聞いてきます。
うなずくと電光石火、今度は日本語のメニューが出てきます。
何でもとにかく手早いです。
僕のオーダーは牛バラスープ麺(HK$30)にカレースープ(HK$10)。
ここは麺を3種類から選べて、僕は粗麺というやや歯ごたえのある麺を、他に河粉という半透明の柔らかいきしめんのような麺、伊麺という玉子麺もあります。
スープ麺とカレーが初めから合体しているカレー牛バラ麺というメニューもありますが、ここのスープがとにかく最高なので、僕は別々に頼みます。
店の見かけとは全く雰囲気を異にする上品なスープ、きっと牛肉の他にもいろいろな隠し味があるんでしょう、ぐつぐつ煮られたスープの本当にきれいな上澄みだけを入れてある感じ。
それに絡む硬めの麺。
最高です。

今度はカレースープを少し、さらっとして結構スパイシーな味。
僕は麺を普通の上湯でも、このカレーソースにつけ麺状態ででも、2通りで楽しみます。
トロトロに煮込まれた牛バラも言うことなし。
店の人はとてもフレンドリーで僕が麺の写真を撮っていると、俺たちも撮れ、これも撮るかとカレーの鍋なども見せてくれます。

美味しかったぁ、皆様にもお勧めの麺の店です。
唯一玉に傷は、この店への行きにくさでしょうか。
あ、それから数軒隣にあるこの店は僕の言う「九記牛?」ではありませんので、ご注意を。

さ、これから坂を下りつつショッピングです。
坂を下り始めるとすぐにあの有名な「蓮香楼」もあります。
僕が香港情緒溢れる飲茶の店として、皆さんにお勧めしているレストランです。
(ご興味のある方は2009年2月19日にレポートがあります)

タイトルとURLをコピーしました