多少の雲はあるにしても、三亜の空は実に夏空。
気温は34~5度、湿気はかなり感じますが、何しろ空気がきれい・・・。
どうやら「リゾートに来たぁ!」の気分になれること請け合いの天候には恵まれたようです。
ケチって空港から無料のシャトル・バスでホテルまで来た僕、ほとんどの客は隣の「ダブルツリー・リゾート・バイ・ヒルトン・サンヤ・ハイタンベイ」のほうで降りてしまって、終点の「コンラッド」まで乗っていたのは僕だけ。
バスの運転手はどこにも連絡している様子もなかったのですが、バスを降りるやいなや、にこやかな数人のホテル・スタッフに囲まれて、名前も聞かれないうちに「コンラッドへようこそ、shackinbaby様(もちろん実際には本名で、です)。お待ちいたしておりました・・・」と。
「ダブルツリー」は400室を超えるカジュアルな巨大ホテル、隣り合うこの「コンラッド」は100室あまりの小規模ホテル。
そんな小規模ホテルだから出来るのでしょうが、以前の中国の一般的なホテルのサービスぶりを知っている僕には、この連携プレイにはびっくりです。
スタッフの英語もなかなかなもの、中国風の訛りがほとんどない感じ。
それに全員が良く周りを見ている、状況を理解しようとする・・・僕の中国のホテルに対するネガティブなイメージを払拭するファ-スト・インプレッションです。
これはGMの教育が相当良いのかな、本当に嬉しい誤算。
良いステイになりそうな予感がします(ワクワク)。
あっという間に僕の荷物はバスから降ろされ、別のスタッフがカートを運転してきて僕の前に・・・。
時間は午後1時半前と通常のチェックインにはまだ早いのですが、「ヴィラのご用意が出来ていますので、そちらでチェックインさせていただきます」と。
このカートです。
バスを降りてから1分もたたないうちにまた全員に手を振られ、カートで僕の泊まるヴィラに・・・。
こうなると欲が出るもので(笑)、初めて来たリゾート・ホテル、もう少し余裕を持ってチェックイン出来ないものか、これではあまりにも手際が良すぎる。
たとえばロビー奥には・・・
素晴らしいビューを誇るこんなラウンジが広がっているのです。
しかもこの時間誰もいない・・・。
まずこのあたりのソファに案内されてドリンクの一杯も出されながらチェックイン出来たら、ずいぶんとその優雅さも違うのでは?
この天井の高い「ビュー・ラウンジ」(Vue Lounge)というラウンジはオープンエアで、本当に気持ちが良く、外があれほど暑いにもかかわらず、風がそよそよと通り抜ける作り。
気持ち良いことこの上なしなんです。
(写真奥のビル風建物は「ダブルツリー」です)
実はこのラウンジ、この後、大変にお世話になります。
何とこのホテル、いわゆるエグゼクティブ・ラウンジはないのですが、ここがその機能の一部も果たしていて、ヴィラの利用者にはここで無料のアフタヌーンティ、イブニング・カクテルが提供されるのです。
(ヴィラ宿泊者は朝食も込みです)
あ、そうそう、このホテルは4つの部屋が一つの建物になった2階建ての部屋と、より海に近い一軒々独立したヴィラから成っています。
さ、いよいよ僕の泊まるヴィラへ、です。
広大な敷地をカートでうねうねと・・・。
運転手の女性は流暢な英語で周囲の景色や施設を説明していってくれます。
残念ながら今はこのホテルに日本語スピーカーはいないそうです。