帯広へ
今回の旅行も目的は・・・・そう、ほとんどなし・・・しいて言えば「緑」で目を癒したい・・・なんてところ。この時期でも天気がよさそうな北海道なら、どこでも良かった(帯広ファンの人、ゴメン)。
飛行機のチケットの安そうなところ・・とか行ったことのないところ・・とかのいくつかの条件から、JALの飛んでいる(僕はJAL派なのです)帯広に。
梅雨のない北海道・・・のイメージは大きく崩れ、あいにく当日は曇り。
でも雨までにはいかなかったのは幸い。
帯広空港はほんとに小っちゃな空港、でも職員のかもし出す雰囲気は実に暖かい感じ。良いスタートになるかな?
まずはロビーにあるレンタカーのカウンターに。
幸福駅
地図やナビとにらめっこで、まずは空港の近くにある、ここに行った。
空港から10分くらいの近さ。
覚えてます?ここ。
今は廃線になってしまった駅の「幸福駅」、むかしお隣の「愛国駅」までのキップが大評判になったあの駅。
駅には願い事を書いたお札がびっしり。
よく読むと「健康快楽」とか書かれた香港、台湾住所の人のが多い。
こういうところまで中華系観光客が多くなっているのか。
イメージ用の電車も止まっている。
「幸福の水」?
そりゃ、あやかりすぎでしょ。単なる井戸水です。
土産物屋もちゃんと開店していて、そこのおじちゃんは威勢が良かった、愛想も良かった。
でも、買いたいものは何もなかったので・・・・ゴメン、おじちゃん!
駅前へ
駅でレンタカーを借り、幸福駅を見学。
豚丼の「ぱんちょう」の昼時の行列を避けるため11時の開店時間に入店しようと、店のあるJR帯広駅周辺へと車を走らせます。
で、帯広、どこもかしこもメチャクチャ道がすいています。
郊外はもちろん、街の中に入ってもです。
どんなに運転が苦手な人でも、これは大丈夫でしょう。
逆に帯広の人が東京とかに来たら・・・大パニック?
これが帯広駅です。
大きくて、高層のホテルとかも周囲にあるのに、どこかスキっとしています・・・というか、ガラ~~ンとしています。
反対側の駅前です。
ここも・・・・本当に誰もいない・・・。
とにかくドライブ
地図にはいろいろな観光農場(田中義剛のが有名とか)とかワイン園が載っていますが、いまいち興味がわきません。
そこで、ただひたすら地図無視で車を走らせ、帯広の周辺の風景を楽しみます。
道はこんな風。
どこもただひたすら真っ直ぐです。
遠くに見える風景は日本じゃないみたい、まるでイギリスの田舎?
あっ、サイロが見えた!
まだあったんですね、サイロ。
車を走らせると、現役のサイロがあちこちにありました。
車を止めやすそうなところで、記念に一枚、パチリ。
手前の黒いのは、乾草を機械でまとめた通称「ロール」です。
僕のロールのイメージは、縄で縛って脇から乾草が見えている四角いやつ・・・この「黒い塊」は僕のイメージを壊します(笑)。
「岩内仙峡」というところに近いようです。
相変わらずすれ違う車もなく、気持ちいいドライブとはいうものの、はっきりいうと少し不安です。
標識に従って山の中をうねうねと上って行きます。
「仙峡」ってどんなところなんだろう?
で、着いたのがここ。
比較的広い広場というか駐車場にもほとんど車もいない、人影もない。
空はますます曇ってくる・・・・・不安↑↑↑。
大きな看板を読むと、「・・・・・雄大な自然の中に美しい渓流風景が広がる岩内仙峡。特に秋の紅葉は美しく、毎年10月中旬に「もみじまつり」も開催されます。バンガローやキャンプ場、パークゴルフ場もあり、子供から大人まで・・・・」とあります。
どうもこの橋の奥にいろいろな施設がありそうなのです。
でも、寂しすぎてちょっと奥には・・・・。
橋からはこんな景色が。
たしかに「仙峡」ですかね・・・、ここ。
周囲には大きな蕗が自生しています。
そうだ、ラワン蕗なんて名物もこの近くにあったっけ。
「仙峡」より蕗のほうに興味があったshackinbabyです。
あまりに寂しすぎるので、車のナビをこの時期チューリップが綺麗なはずの「紫竹ガーデン」にあわせます。
紫竹ガーデン
帯広には、「紫竹ガーデン」「真鍋庭園」「ガーデンパーク日新の丘」など庭が売り物の観光施設が複数あります。
それぞれに特徴ある作りのようですが、今回はちょうどチューリップが見ごろという「紫竹ガーデン」に行ってみました。
全体にアットホームというか素朴、派手さのない庭園でした。
しっかりきれいに植え込んでるというのではなくて、自然との共生なんてのを感じるつくりです。
チューリップは見ごろとはいっても、もうしぼみかけのも多く、もう少し早い時期のほうが更に良かったのかもしれません。
旭川で見た観光農園というかガーデンのほうが手入れが行き届いていて、整然としたきれいさでしたが、ここの「手作り」感あふれるちょっとルーズな庭のほうが、今の僕には癒し度高かったです。
入り口付近にある売店の近くに寝そべる、オウナーさんの飼い犬。
とてもよく人になれています。
オウナーさんは高齢のおばあちゃま、でもとてもとてもパワフルな人でした。