バスに分乗したツアー一行は、午後7時半からの日中友好35周年記念宴会まで、観光に出かけます。
まずは一番有名な観光名所、西山龍門です。
西山は文字通り山で、そこの断崖絶壁に龍門という寺があり、見晴台からはデン池が広がり、景色も非常に素晴らしいとのことで、昆明を旅する人は誰でも行く場所、と説明がありました。
空港から西山まで40分くらい。
途中の町並みは他の中国の大都市と違って、どこかゆったりしていて、人々の目も険しくなく、とても好印象です。
高層建築もありますがまだそれは数が少なく、建物もゆとりを持って作られているせいで、とても開放感のあるゴチャゴチャしていない街、です。
西山風景区の入り口に着きました。
僕にとっては、こういう旗を持ったガイドさんの後に続く・・・というのは新鮮です。
時間がなく、中国語も出来ない僕には、こういう街はガイドさんつきツアーが良いようです。
バスを降りてからカートに乗ります。
5元みたいですね、料金は。
もちろん健脚な人は歩くことも出来ます。
ハイキングとばかり、僕らがバスで来たふもとから歩いている人も少なくありません。
本当の入り口につきました。
入場料は20元ですが、カートの5元ともども、ツアー代に混みでいちいち支払わなくていいのは便利で時間の節約になり、ツアーの良いところですね。
あとはこの西山の絶壁をただひたすら登ります。
結構急な勾配で、ひるむ人もいるくらいです。
もうこの高さです。
途中には中国風の(当たり前か!)の建造物が点在しています。
もう大分高くなりました。
結構息が上がります。
まだまだ上ります。
ただひたすら上ります。
岩をくりぬいた道は、どんどん細くなっていきます。
とうとう見えました。
あれが断崖絶壁にたつ「龍門」です。
日本でも「登竜門」という言葉のもとになった「龍門」です。
すごいところにあるでしょ?
科挙の時代の中国人は、これを作ってここまで上って合格を祈願したんですよね。
天井のここに触ると合格がかなうらしいです。
だからもうみんな、必死で触ります(笑)。
反対側から見ると、こんなです。
今思うとよくここまで上れたなって感じです。
日本なら危なくて、こんなところ許可にならないですよね。
気持ちいい天気のおかげで、最高の思い出が作れました。