辞めていく女性と、今回の送別会のことで数日前に打ち合わせしたとき、送別会の翌日から旅行に出る予定だ・・・とは、聞いていました。
それも僕がお餞別としてあげたJALの旅行券(僕の手持ちのJALのマイルを変えたもので、元手はかかってません)を使って、沖縄に2泊3日一人旅に行くとのこと。
ふ~~~ん(笑)、沖縄ねぇ。
「僕は沖縄には何度も行ってるんで、美味しいとことか結構知ってるよ」と言うと
「そりゃそうですよ、分かってますよ。私がみんな手配したんですから」(笑)と。
そうです、確かにその通りです。
お世話になりました、有難うございました。
そんなこんなの話の展開で、翌木曜日(今日のこと)は僕の休みの日、彼女と那覇まで同行して、沖縄らしい美味しい料理を一緒に食べて本当の最後にしましょう・・・というところまで話が膨らんでしまったのです。
幸い僕には某連休用にとってあった沖縄行きの無料航空券があって、日付変更もぎりぎりOK、つまりまたまたタダで沖縄「日帰り」旅行あできる状況だったのです。
(本音をいえば、その無料チケットが有ったから、こういう展開になった・・ともいえます)
もちろん僕は仕事があるので日帰り、彼女は2泊するそうです。
まだ雨の残る今朝は、彼女が車で僕のうちまでPICKしに来てくれるし、お互いの積もる話をしているうちに、沖縄までは本当にすぐ着いてしまいました。
ただ彼女のチケットが「CLASS J」じゃなかったので、それに合わせて僕も久しぶりの普通席、沖縄までの2時間は、ちょっと腰が・・・(笑)。
年ですね(笑)。
着いた沖縄は曇り、それも沖縄にしてはかなりな寒さです。
16度くらいでしょうか。
定番の観光コースは明日からにしてもらって、今日は一緒に那覇B級グルメ。
彼女のリクエストとお腹具合で、こんなところに行ってきました・・・の報告です。
空港からは「ゆいレール」の1日乗車券(600円)を買って、まず国際通りへ。
一通り観客用の店が立ち並ぶのを見てから、お昼を。
沖縄だからステーキかな・・・と考えて(笑)、思いっきりローカルな「ジャッキーステーキハウス」に行こうとしたのですが、行く途中の牧志駅近くの、この店の看板に彼女が大反応(笑)。
「沖縄バーガーだって・・・・名物って書いてありますよ」
もちろん今日は彼女が主役。
確かに昨日の送別会で最高のお肉は食べています。
「じゃ、今日はハンバーガーで行きますか」と僕。
中は完全に若者向け居酒屋風。
流行のテックスメックス系。
メニューを見ると予想通り、タコスとかそれ系。
オーダーした「沖縄バーガー」は、ごらんのようなヴォリュームです。
中間の玉子焼きの中にゴーヤが入っているんだとか。
でも全体の作りはシロートっぽく、いかにも若者向け居酒屋メニューっぽいです。
ネットで調べてみると、千葉のほうのテックメックス料理屋さんの支店みたいです。
飲み物はフリードリンク制でした。
メガマックとかオキナワらしいA&Wのハンバーガーの方が良かった?(笑)
お口直しに,今度は富士屋に向かいます。
ぜんざいの富士屋泊本店です。
すごい外観でしょ?
でもこれ、意図的なトタン屋根使い(笑)ですよね、きっと。
中もオキナワ情緒に、うまく「手作り感」を取り入れた感じの「和み」系のインテリアです。
もちろんご存知「沖縄ぜんざい」の名店ですよ。
店は広く、奥には入り口が小さい半個室みたいなところもあります。
簾が沖縄風(?)です。
伝統に、手作り感、若者感がプラスされた感じです。
その半個室の中から店中央を見るとこんなふうです。
まずは「軽い食事」ものを。
「沖縄ぜんざい」の店なのですが、沖縄そばとか、沖縄料理もそろっているのです。
これは「富士屋風タコライス」(のミニ)というものです。
普通のタコライスは、トマト味のひき肉ですが、「冨士屋風」は醤油味のひき肉で、ナスなども入っていて、かなり和風の味付けです。
その上にトロ~リ半熟の目玉焼き。
たまごを崩して「タコ」と混ぜ混ぜ・・・こうなるともうアメリカの匂いは全然しません。
和洋折衷料理のタコライスですが、これは「和食」です。
さて、いよいよ沖縄ぜんざい。
同行の彼女は初めて食べるそうです。
今日はチョット肌寒い日なのでそれが残念ではありますが・・・。
初めての人なら、これって「ぜんざい」?って思いますよね。
でも僕のブログでは何回も取り上げていますが、沖縄ではこれが「ぜんざい」なんです。
僕らは、ぜんざいは温かいものが当たり前のイメージですけど、暑い沖縄では昔からぜんざいは、豆と白玉もちの上に氷がのっているんです。
その豆も大粒の金時豆なんです。
「美味しい~ッ」、初めての彼女が言います。
確かにこの店のぜんざいは美味しいです。
添加物を使ってないらしく、甘さも自然で、ホンワリとしたこれまた「和み」系の甘さなんです。
「暑い
日に食べたら最高でしょうね」といいながら、彼女は瞬く間に完食。
一緒についてくる塩せんべいとの相性も抜群です。
これで200円台は、さすが沖縄プライスです。
メニューの一部。
店員さん達も親切で笑顔があるし、観光コースからは外れていますが、行く価値充分の店だと思いましたね。
冨士屋から坂をぶらぶら歩いて上がって沖縄の新都心「おもろ町」にでます。
15分くらいの距離で、良い腹ごなしでした。
おもろ町のショッピングセンターを覗いた後、駅前の免税店「DUTY FREE SHOPPERS」にも寄ってみます。
さすが同行者は女性、目の輝かせ方が違います。
後日ゆっくり見に来るそうです。
果たして何を買ったのか・・・・。
ゆいレールで終点の首里まで行きます。
(中央奥が首里城です)
彼女もスイーツ好きなので、沖縄のお菓子をと思い、首里高校の近くの山城(やまぐすく)饅頭を目指します。
でも途中で道を確認してよかった・・・・何としばらく前に店をたたんでしまったとのことなのです。
あそこは美味しかったのに・・・・。
他のサイトからその面影を。
それならもう一つ、儀保饅頭も近くなので方向転換です。
前は儀保駅の近くにあったこれまた沖縄の名饅頭屋ですが、最近は移転して首里の「りうぼう」の奥のちょっと小道を入ったところにあります。
相変わらず狭いですが、以前よりこぎれいです。
入るなり、「何個ですか?」
そして、お決まりの「のー書きますか」の質問。
もちろん「お願いします」と答えると、できたてのホカホカの饅頭に、おばさんがピンクの食紅で「の」の字をすばやく書いてくれます。
あまりのすばやさにカメラを向ける暇もありません。
本当にひっきりなしにお客が入ってくるので(本当です)、それ以上のカメラは遠慮しました。
なぜ「の」なのかは定かではありませんが、「のし」の意味の縁起物という説もあると聞いています。
いわゆる「のー饅頭」です。
大きな良い香りのする月桃(サンニン)の葉で丁寧に包んでくれます。
こんなに大きくて、1個たったの100円。
ふかふかした周りと、程良い甘さの餡のバランスもとても良く、さすがに昔から作りつづけて評判になるだけのことはある味です。
二人で写真を撮った後、食べながら駅まで帰りました。
「子供の頃に戻ったみたい」・・・・と笑いながら。
ゆいレールで再び国際通りに戻り、牧志の公設市場を覗き、沖縄ビギナーの彼女を色とりどりの魚と豚の頭でビックリさせます。
夕食は多分明日からの観光コースでは絶対に行かないような店で。
インパクトあるでしょ?この看板。
今時この名前もすごいです。
沖縄三越の前の平和通りを奥に入っていった所、観光客も多そうな一角ですが、客はジモティーらしき人たちばかり。
これが「花笠食堂」のグルクン定食です。
汁物は中身汁にも、これみたいにソバにも出来ますし、ご飯だって赤飯とかも選べちゃうんです。
グルクンは「たかさご」のことで、フエダイ科の魚、沖縄県の県魚に指定されています。
旬は夏で、産卵前の初夏(6月頃)が最も美味しいと言われていますが、そこはそれ・・・お許しを(笑)。
身は白く、肉質はやわらかで、こうしてから揚げで食べることが多いようです。
僕はご存知のように魚系がダメなので、これはもっぱら彼女用のセレクションでしたが・・・。
付け合せも沖縄風のごちゃ混ぜで、煮つけ、エビフライ、ラフテー、ミミガア、刺身などが節操なく並びます。
いかにも沖縄ローカルという雰囲気に多少は圧倒されながらも、彼女は喜んでくれたみたいです。
豪華な料理は明日以降ツアーでいくらでも食べらるものね・・・。
今日は彼女と沢山話をしました。
昔のこと、今のこと、未来のこと・・・本当に有難う、お世話になりました(何度も書いちゃいますが)。
彼女をホテルまで送っていき、僕は空港に。
一日中食べるかしゃべるかで過ごした突然の沖縄でしたが、それでもしっかり家へのお土産は、「食べるもの」から空港で選んじゃう(笑)僕でした。
空港で買った家へのお土産。
JALカードで10%OFFです。
奥さんの大好物は欠かさずに。
僕の夜食には、この鰆の醤油漬けの大東島直送の寿司を。
これは空港ではなく、国際通りにある店で、同行した彼女が「奥さんへのお土産に・・・」と言って僕に買ってくれたナッツやチョコチップが沢山入った沖縄では有名なメーカーのクッキー。
食べ応えのある「カントリーマーム」みたいなソフト・クッキーでした。