鉄道博物館 

スポンサーリンク

僕は別に「鉄っちゃん」ではないので(笑)、僕の家から比較的近くにこの「鉄道博物館」が出来ても、なかなか行く機会はありませんでした。
先日親戚の子供にせがまれて、初めて大宮のこの「鉄っちゃんの聖地」(笑)に行って来ましたので、その記録です。
かつて僕が子供の頃、うちの親父に当時万世橋にあった「交通博物館」に連れて行ったもらった時のあの感激は蘇るでしょうか?
同行したうちの奥さんは「何の興味もなさそう」(笑)、まだ普通の新幹線にも興味津々の小さい子供達は、この大宮からのニューシャトルにだってもう、興奮を隠し切れないでいます。
(これが、2006年に閉館した神田須田町の、というより万世橋の「交通博物館」です、懐かしいですね)
で、大宮から歩くことも出来そうなニューシャトルで1駅目の「大成」駅で降りると、もうそこは「鉄道博物館」直結。
ウィークデイの昼間でも、たくさんの我々同様の親子連れ、学校の旅行でしょうか、制服を着た学生さんの団体で、予想以上に混んでいます。

エントランスまでのコリドーの床には、こんな遊び心が・・・。

エントランス脇には・・・出ました!日本の蒸気機関車の代名詞ともいえる通称デゴイチ、D51形蒸気機関車のディスプレイです。
世界恐慌以降の日本の拡大路線を支えたデゴイチ・・・そんな感傷に浸っている暇はありません(笑)。
奥さんは一瞥しただけ、子供はただ早く中に入りたいだけ(笑)。
「ほら、”機関車トーマス”の機関車だよ」(本当は違います)と子供に振っても、いまいちピンと来ない様子。
これはどうも先が思いやられるかも・・・です(笑)。

館内に入ると(火曜休館、入場料は一般1000円、学生500円、幼児は200円です)、まず手前には汽車のプロトタイプから始まって、奥に行くに従って年代の新しいものが展示されています。
あまりに古いものだと「同時代を生きた」思い出がなく感動もイマイチですが、実際に使われた機関車などの迫力は相当なものです。
これはマレー式の蒸気機関車でしょう。

初めて箱根の峠を越えられた伝説の機関車ですよね。
マレーとはマレー半島とかのマレーではなく、スイス人技師の名前です。
こちらは北海道の開拓用の汽車。

実際に中に入ることも出来、子供たちはそれなりに興味を示しています。
駄目なのは奥さん、顔に「早く終わらないかなぁ」って書いてあります(笑)。
丁寧にそれぞれの汽車の説明をしてくれるスタッフも、かなりな数、配置されています。
どんどん奥に入っていきます。
「あ、これ、覚えてるぅ!」と僕(笑)。

「とき」です。
上越線の特急、1962年に走り始めた「とき」です。
上野から新潟まで4時間ちょっとで着くと大センセーションになったあの特急・・・確か親父と始めての2人旅行は「とき」に乗ったはず・・・もう思い出は止まりません(笑)。
口数が少なくなっていってどんどん自分の世界に(笑)・・・子供たちのじれた声で我に返ります。
うちの奥さん、皮肉っぽく
「今日はパパ(僕のこと)のためにここに来たみたいね」(笑)
はい、そうみたいです・・・(笑)。

連れて行った子供そっちのけで、ノスタルジーに浸るshackinbabyです(笑)。

「ひばり」は東北線の特急、確か仙台まで行ってたんですよね。
懐かしいなぁ!
僕にとっては「昭和」のイメージそのものですね、これらの特急。
「とき」の向こうにいる青い客車は「あさかぜ」?
東京から博多や下関まで走っていた寝台特急でしたね。
3段の寝台も涙もの、若かりし頃の想い出のフラッシュバックが止まりません(笑)。
「鉄っちゃん」ではない僕でも、「24系」なんて言葉を覚えた名特急でした。
もちろん鉄道関連の豊富な資料展示もたくさんあって、飽きさせません。
2階からは、日本の鉄道がスタートした明治時代初期から現代に至るまでの鉄道技術や鉄道システムの変遷・歴史をそれぞれの時期・テーマごとにディスプレイしているといえる「ヒストリーゾーン」を一望出来ます。

この図でいうと左が上の写真の手前側、時代の古いものになります。
時間になると色々なイヴェントもあり、意外に大きい汽笛音に驚く子供達もいます。
大人も子供も(除く、うちの奥さん、笑)思わず頬が緩んでしまうのが、この模型鉄道ジオラマでしょうか?

時間になるとナレーションと共に、朝昼晩の時間に合わせたシチュエーションで、精巧な模型が走り回ります。

横幅約25m奥行き約8m、約200㎡の地形模型にHOゲージ(在来線1/80、新幹線1/87)の鉄道模型を敷設したこのジオラマ。
軌道の総延長約1400mのレールの上を最大20編成までの車両走行が可能だそうです。
保有している車両数は約600両、鉄道をテーマとしたHOゲージでは日本最大だとか・・・。
こういうのを見ていると「鉄っちゃん」「鉄道模型マニア」の気持ちも充分分かるな、なんて思っちゃいますね(笑)。
この「鉄道博物館」には、このほか運転シュミレーター、ミュージアムショップ、かつての食堂車の代名詞「日本食堂」、屋外にあるパークゾーンのミニ運転列車やミニシャトルなどの体験展示・・・もう、子供だけではなく大人も充分に楽しめるところでした。
ちなみに食事は別のところでしたのでこの「「旅のレストラン 日本食堂」では食べなかったのですが、ここには幻の賄い食と言われる「ハチクマライス」の再現もあるとの事・・・今度は一人でもう一度ゆっくり来ようかな、なんて感想でしたぁ(笑)。

タイトルとURLをコピーしました