本当はもっと天気の良い日に泊まりたかった「ザ・キャピトルホテル東急」。
国会議事堂の夜景を窓から見た後は、もう一度ネオン・チカチカの所(笑)に外出、僕にしては珍しくアルコールが少し入った状態で、ご帰還です。
広めの洗い場付きのバスルームでゆっくり湯につかると、次に来るのは熟睡ということに・・・。
新しいホテルだけあって、防音はしっかりでした。
冬の朝は遅い、僕がいつも目覚める時間では、まだ夜は明けきっていないかのようです。
首相官邸の奥に見える高層ビル群はいかにも東京、窓の左側に見える皇居の緑と共に、これは外国人にも受けそうな景色が広がっています。
今回の僕は朝食無しのレート、備え付けの無料のドリップコーヒーを飲みながら配られている新聞を読みます。
でも、これ、頼んだ新聞じゃない・・・別のだ・・・ま、良いか。
僕が無料だと良く頼む(笑)靴磨きも、ここではサービス・ディレクトリーに載っていませんでした。
(ちなみにPCを部屋に借りると5000円、ビジネスセンターでは30分1000円、プールとフィットネスの利用は2100円かかるそうです)
外はだんだん明るくなってきて、こんな感じに。
昨日に続いて、まだかなり曇っています。
皮肉なことにこの日、天気はこの後どんどん良くなっていって、午後は最高の冬晴れ。
あぁ、一日違えば・・・。
チェックアウト時に「配られた新聞が違う社のもの、今後のためにも登録を確認しておいて」をお願いすると、一言「失礼いたしました」と、だけ。
チェックイン時リクエストした新聞を出してくれることはありませんでした。
朝のレセプション・エリアは空いていました。
客室の前に掛けられた新聞の数から見ると、ラックレートの半額以下なんていう僕のようなレートを出さなくてはいけないほど、客室稼働率が悪いわけでもなさそうです。
全体の印象ですが、さすがに新しいホテルなので、どこもとてもきれいです。
ただ東急グループのフラッグシップ・ホテル、つまり5★ホテルの上を目指してのオープンでしょうから、それにしては全体に漂う「east meets west」フレイバーの下に隠れる質感の低さが、とても残念です。
ホテル・スタッフは一部の超ベテランを除いてかなり若く、一生懸命さはあるものの、高級ホテルにふさわしい落ちつきにはまだ程遠い感じです。旧「キャピタル東急ホテル」への思い入れの強い人は、かなりがっかりする現状かもしれません。
2週間ほど前に読んだ「週刊ダイヤモンド」2月5日号の「激変!日本のホテル」という特集記事でも、ラグジャリー・トラベルの商談会「ブロッサム・ジャパン」の開催ホテルになるほど志向は高級のこのホテルも、GMが「激しい環境の中での船出となり、効率化を追求したがため、サービスの低下を多くの顧客からご指摘いただいた」とまで発言するなど、コスト削減の負の部分が思った以上に表に出てきているようです。
これからこのホテルがどう変わっていくのか、またしばらくしてこの近くに仕事があった時にでも泊まってみましょう。
最後に「週刊ダイヤモンド」のその特集に載っていた首都圏ホテルのRevPARランキングを上位のみ転載しておきます。
(RevPARと1日1室当たりの売上高のことで、ホテルの業績比較で一番重要視される指標です)
1.ザ・リッツカールトン東京
2.マンダリンオリエンタル東京
3.パークハイアット東京
4.グランドハイアット東京
5.ザ・ペニンシュラ東京
6.シャングリラホテル東京
7.帝国ホテル
8.コンラッド東京
9.ホテル西洋銀座
10.セルリアンタワー東急ホテル
だそうです。
何か分かりますね、このランキング・・・10位以外は・・・何となくそんな風に外からも見えます。
健闘しているのは4位でしょうか。
話がホテル・ランキングの話になってしまったので、明日は別のホテル・ランキングのことを書いてみる予定です。