当ブログでは「パークハイアット京都」オープン予定のニュースで湧いていますが、今でさえ外資系ホテルの相次ぐ開業でホテル事情が急速に変わりつつある観光都市「京都」。
2006年の「ハイアットリージェンシー京都」を皮切りに、2014年の「リッツカールトン京都」、2015年にはスターウッド・グループの「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル」と続き、そしてついにこの10月15日、待望の「フォーシーズンズホテル京都」が約800年にも及ぶ歴史を持つ名庭「積翠園」に登場となりました。(元病院跡地なんで無粋な書き方はいたしません)。
僕はまだこのホテルに泊まれていませんが、これまでこのブログにいくつもの名ホテルを紹介くださったBonさんがいち早く宿泊され、このたびお写真を送ってくださいましたので、ぜひシェアさせていただきたいという僕のお願いに快諾を得ることが出来ました。
Bonさん、本当にいつも有難うございます。
訪問時に集めた情報によると客室は南ウィング(京都女子大側)と北ウィング(妙法院、東山通側)に分かれており客室は全部で123室これと別に北ウィングの東山通に最も近い奥まった部分に35室のキッチン付のレジデンスがあり、東山通沿いにレジデンス専用の玄関もあります。
パブリックエリア南ウィングと北ウィングの接続部分に存在し、表玄関は女坂に面してあり通りからはかなり奥まった造りになっています。斜面に建物が建っているので玄関ロビーエリアは3階に位置します。また平日の午前8~9時は表玄関が面する女坂は坂の上にある京都女子大の学生通学の為に車の進入が禁止される為タクシーを呼ぶことも自家用車での出発もできません。レジデンス用玄関は終日使用可能で、表玄関が使えない時間帯はこちらからゲストが出入りするようにしているそうです。
宿泊客は見たところ80%は外国人でした。
F&Bはザラウンジと呼ばれる喫茶スペースと和魂という江戸前鮨がロビーと同じ3階に、オールデイダイニングのブラッスリーが2階にありブラッスリーには日本庭園「積翠園」に面したテラスがあります。これとは別に庭園の奥まった場所には積翠亭という離れがあり午後5時~9時日本酒、シャンパンを扱うバーとして営業しています。ここは夕暮れ時に伺うととても素敵です。
スタッフは日本人が最も多いですが、レセプションやベルは半分が非常にレベルの高い日本語を話す外国人でした。ゲストリレーションやレストランスタッフなどはフレンドリーで気が利きポテンシャルの高さを感じますが、まだまだ自分の裁量の範囲など慣れていない様で、ちょっとしたことでも確認しますと答える方が多かったです。今後に期待です。
宿泊価格は超強気です。訪問はソフトオープンから1週間後の10/21でしたが、一番下の部屋で13万、こちらのガーデンビュースイートで20万と関西で最も高い価格設定です。
レジデンスは庭園の右に見える部分になります。
洗面台、ベッド、バスタブの高さが完全に欧米人仕様で平均的な日本人女性(160cm前後?)だと恐ろしく使いにくいです。洗面台についてい化粧用の(バックライトのついた丸い)鏡も設置位置が高すぎて背伸びしないとのぞけず、ベッドは高さが80cmくらいあり、バスタブも女性だとかなり足を上げないと入れずと。。。文句を散々言われました。
パブリック・エリア
白い車の写っている奥が女坂です。
女坂から車寄せまではおおよそ150mほどあり女坂の門から車寄せを見ることは出来ない構造です。
玄関横に置いてある人力車です。
ちゃんとフォーシーズンズにちなんで四季号です。
もちろん予約すれば人力車での移動も可能です。
玄関から入って最初に見える光景です。
館内のフラワー・アレンジメントは全てニコライ・バーグマンが監修しています。
玄関を入って右側に周りより一段高く木組みで囲われたライブラリーというウェイティングエリアです。
ロビー階から見下ろしたブラッスリー・エリア。
積翠園の散策路から見える宿泊棟です。
1階の部屋は樹木が目隠しになっていますが、2階以上のガーデンビューの部屋は庭園の散策路から丸見えです.
客室へ行くエレベーターホール。
エレベーターホールの窓から見える積翠園。
別の窓からの積翠園。
庭園にある積翠亭のテラス席です。
池の反対側手前が宿泊棟南ウィング、奥の上2フロアが客室になっている建物がブラッスリーのある場所です
積翠亭。
こちらはヒノキ材をふんだんに使ってホテルのオープンに合わせて新築されました。
日がとっぷり暮れてからの庭園の夜景。
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毎週末18時から祇園の芸舞妓さんがライブラリー前で舞を披露しています。
外国人の方は興味津々で写真や動画を撮っていました。
Bonさん、たくさんのお写真を本当に有難うございました。
さすがフォーシーズンズ・ブランド、長い時間をかけただけもあって、実に京都という街に良く合う質感の高いホテルになっているようですね。
僕も早く体験してみたいですが、そのお値段を見てはため息の毎日です。