パリ・ビギナーズ・ノート (19) お買い物は割引で(笑)

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「ピエール・ガニエール」で大満足のランチを終わったのはもう午後3時も相当過ぎた頃、★付きのレストランの食事時間は日本では考えられないほど長いです。
ランチでこれですから、ディナーともなれば・・・もう一人では絶対に行けません。
やはり★つきのレストランは基本的にハレの日用、一人での利用というのは例外中の例外なのでしょう。
呼んでもらったタクシーが着くと、僕を担当してくれたウェイターが最後の最後まで見送ってくれます。
本当に彼らは親切で丁寧、すべてにおいて最高に的確でした。
で、この時のタクシーの運転手が何とラオスの人、英語も上手で、フランスとアジアの違いなどを中心に話は多いに盛り上がりました。
子供がフランス語しかしゃべれなくて、考え方も超フランス的・・・と、彼、こぼすことこぼすこと・・・思わずチップ・チップでした(笑)。
タクシーを着けてもらったのは、オスマン通りにある「キャラリー・ラファイエット」(Galeries Lafayette)本館。
ここは全部で3館からなる大規模なデパート、お隣にある同じく3館構成の「プランタン」(Printemps)と覇を競っています。
フランスのデパートは日本では考えられませんが、何と日曜日はお休み、だから僕のスケジュールでは今日くらいしか行くことが出来ないのです。
店の中は広大で、食料品売り場からブランド売り場まで、日本のデパートのように、何でも揃っています。
「ジャパニーズ・カスタマー・サービス」なんて日本人スタッフ常駐の免税書類作成コーナーまであります。
「免税」といえばブランド品、ブランド店の本店などと違ってとても敷居の低いデパート内のブランド品売り場、アジア系のツーリストが大声で傍若無人に振舞っていたのは見るに耐えませんでした。
一昔前の日本人もこうだったのでしょうか。
「おぞましい」という気持ちすら沸くほど、嫌な光景でした。
で、このデパート、その天井が最高に美しいんです。
「きれい」ではなくて、「美しい」という言葉がぴったりなステンドグラスに覆われた大ドーム。
シドニーでもシカゴでも古いデパートの美しさを見てきましたが、こと天井に関しては、ここと後で行った「プランタン」(オスマン本館)が一番な気がします。
奥さんに頼まれていた某中堅ブランドの商品は型番がちゃんと指定されていたのでスムーズに買うことが出来ました。
もちろん、この割引券を使って・・・です。

これらのデパートに行かれる方、何としてもこれを手に入れてください。
もちろん超ブランド品とか、食料品は対象外ですが、10%OFFはおいしいし、更に免税の対象にもなります。
「プランタン」のほうはデパートのウェブサイトからオンラインでも入手できますが、「ギャラリー・ラファイエット」のほうは入手がちょっと難しいかもしれません。
確実なのでお泊りのホテルのコンシェルジュ経由ですが、ホテルは高級ホテルのほうが入手出来る可能性が高いようです。
デパートの食料品売り場(「ギャラリー・ラファイエット」なら「ラファイエット・グルメ」とか・・・)でも、スーパーなどでも売っている「クスミ・ティー」ですが、こういう路面店で、店員にあれこれ聞きながら買うのも楽しいものです。
何しろきれいなディスプレイ。

「クスミ・ティー」くらいなら(失礼!)「見るだけ」でも良いのですが、「パークハイアット」のお隣のこの「カルティエ」の本店ともなると、何の目的もなく「ただ見るだけ」の客には「それなり」の対応しかしてくれません。
一見の客の場合は、それなりの態度と服装で、しっかり「買う気」を見せて、真摯に店員と向き合わないと、良い買い物は出来ないようです。
こういう店は、客を選ぶのです。
それが嫌なら、先ほど書いたようなデパートの中のそのブランドの売り場に行くしかありません。
僕は「パークハイアット」のコンシェルジュの名刺まで持って臨みました(笑)。
とても親切な男性が、本当に丁寧に相手をしてくれましたが、購入までには至りませんでした。
もちろん本当に気に入ったものがあっても、桁が僕の予算と2桁も違うものばかりだったので(笑)・・・真剣に付き合ってくれた「カルティエ」本店の店員さんには悪いですけど、やはり本音は「見るだけ」でした。
ダイニング同様、ショッピングにおいても、「パークハイアット」の名前を目一杯利用させてもらった僕です(笑)。

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