日本で一番流行っているシンガポール料理店、「シンガポール・シーフード・リパブリック」

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品川駅前を「ホテルパシフィック東京」の方に歩道橋を降りると見えてくるこのコロニアルなレストランは、通りかかるたびにいつも気にはなっていました。

銀座の「マロニエゲート」の上の店とは違って、ここはテラスやパティオも備えた実に異国情緒溢れた一軒屋レストランです。
扱うのはその「シンガポール・シーフード・リパブリック」という名前の通り、海鮮中心のシンガポール(風)料理の数々。

ご覧のようにスリランカやセイシェルからの生きた蟹が中心の店ですから、値段もそれなりでしょうに、この店は本当にいつでも超満員です。

この日は近くのホテルで集会があったので、「軽く一杯」(笑)という皆の誘いを振り切って、念願のここでの食事となりました。
何で友人達を誘わなかった?
それは友人達が「アルコール>>食事」ってムードだったからですよん(笑)。

中はかなり広く、一番奥にはプライベート・ルームもあります。
内装はコロニアルな感じと、ペラナカン(マレー人と華人が混じった文化のこと)な彩色が入り混じって、良く「XX(地名が入ります)レストラン」などと言っても、オリジナルとは全く違う「和風XXレストラン」になっているところが多いですが、ここはかなり本格的です。
期待大です。

で、このレストラン、どういう経営母体なのは分かりませんが、店のパンフレットには「シンガポール政府によって選ばれたレストランがスペシャルチームを組んで日本にやってまいりました」とあり、4つのシンガポールに実在するレストランの名前が挙げられています。
曰く、「ジャンボ・シーフードレストラン」、「パームビーチ・シーフードレストラン」、「シーフードインターナショナルマーケット&レストラン」、そいて「サン・アジアンビストロ」といった店々。
さすがに僕だって「ジャンボ」(Jumbo)位は、その名前を知っています。
僕が前回うちの奥さんと行った「ノーサインボード・シーフードレストラン」と人気を二分する蟹料理が有名なシンガポールのレストランです。
(このレポートは2009年12月5日分のここをご覧ください)
支店ということでもなさそうですから、技術提携しているということでしょうか?
この店の代表的なメニューを食べられるコースの設定もあったのですが、ホテルでの集会でカナッペくらいはつまんでいた僕、「ジャンボ」の名前を聞いては、「ジャンボ」の誇るシンガポール名物「チリクラブ」をどうして試さずに帰れましょう(笑)!
あれを食べるとなると、僕一人では他に頼めるのはもう1品位でしょうか。
ということで、前菜としてはミル貝のガーリックドレッシング掛けを選びました。
貝の中でも味の濃いミル貝、貝もソースも悪くはないのですが、味にキレとパンチが少し欠けているような気がしました。
オイリーさと香菜使いは、シンガポールしていましたが・・・(笑)。
これは蟹セット?・・・蟹の甲羅切り用のペンチ(?)とか殻入れです。

さぁ、出てきました、僕の食べたかったチリクラブ。
シンガポールを代表するローカルフードです。

この店では蟹はカリークラブ(タイでいうプーパッポンカリー)にも、ソルトペッパークラブにも出来ます。
値段はS、M、Lの3種類で、Sは500グラム位で4200円。
もちろんシンガポールではもっともっと安い料理ですが、輸入した生きの良い蟹を使っていると考えて、味さえ良ければ許せます。
で、お味。
実はこれがシンガポールと同じ味だったんですよ!
美味しかったんです(笑)。
蟹も肉が一杯入っていましたし、何よりチリのソースが強烈にシンガポールしていました。
本場と同じレベルです。

一緒に食べる蒸しパン(揚げパンも選べます)もシンガポールそのままだし、久しぶりで「本場の」とか「本格的な」という形容詞を使える料理に、日本で出会えました。
もちろんこの店にはもっとリーズナブルな値段のシンガポール料理も沢山メニューには並んでいて、例えばロジャックなんてのまであるんですよ~。
日本人で一体何%の人がロジャックを食べたことがあるでしょうかね、すごいです、この店(笑)。
うちに帰って、奥さんにこの店の話をすると
「女子にはちょっと大変よね。ハネとか飛ばしたら洋服とか大変だし・・・」
と。
確かに。
「でも、紙のエプロン掛けるんだよ」
と僕。
「あぁ、大きく蝦の絵が描いてあるやつでしょ。
あれを良い年の大人が掛けてるのって、何かマヌケなのよね」
と返す奥さん。
口、悪すぎです、彼女(笑)。

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