相変わらず、何かにかこつけては東京でもいろいろなホテルに泊まっています。
複数回泊まっているところも多いので、ここでそのすべてを逐一レポートはしていませんが、かといってレポートしたいがゆえに「食指の湧かない」ホテルに泊まる気にもなりません。
そんな中で、ここに泊まるのは3~4回目になるけれど、ちょっとだけお久しぶりの「シャングリ・ラホテル東京」を取り上げてみようと思います。
(良かったら、過去のステイ・レポートもご参照ください)
このホテルは香港に拠点を持つ高級ホテル・チェーンの日本1号店で、オープンは2009年の3月。
JR東京駅に隣接する高層ビル「東京・丸の内トラストタワー」の27~37階を占め、客室は6室のスイートルーム含む200室のホテルです。
館内はとにかくキラキラ系。
ベルの真っ赤な制服、これでもかとばかりのシャンデリア、ふかふかの絨毯、もう出だしから「シャングリ・ラ」しています。
これは28階レセプションに上がるエレベーター天井のシャンデリア。
エレベーターの、ですよ、このキラキラ。
手すりだってこの通りです。
これはエレベーターホールのシャンデリア。
単なる通路の壁だってこのオリエンタル・ビューティ的デザインとライティングです。
レセプションカウンター。
カウンターの背面も金ピカです。
レセプション周囲の調度品もオリエンタルしています。
う~~ん、こう書いてきてこの写真見ていると、すごく良いホテルに見えるでしょ。
でも、開業して2年半くらいはたつのに、何かサービスがぎこちないというか素人くさいんですよ。
レセプションは特に気に入らなかった・・・こちらが近づいて行っているのに、2人いるレセプショニストは2人とも下を向いて何かしている。
「チェックイン、お願いします」と声をかけても、体は動きかけるのですが、約1秒は目が書類だかPCだかの方に・・・。
その1秒がゲストには長く感じられるものです。
あと日本人男性レセプショニストの髪の毛、ネクタイ・・・相当にラフでした。
身だしなみだって昔ほど厳格でなくても良いですから、きちんとはしましょう。
今回の僕の予約は「シャングリ・ラ」直ではなく大手予約サイトからの物で、「シャングリ・ラ サマースペシャル2011」プレミアルーム(ダブル) 朝食付き、43890円(消費税・サービス料込)というもの。
日本語が上手なイギリス人女性の説明によると「シャングリ・ラ」直の予約ではないので、「ゴールデンサークル」のポイントは付けられるが、エアライン・マイルは不可と・・・。
値段的には「ゴールデンサークル」メンバー用の「ゴールデンサークル:プレミアムな夏休みを東京で」という2泊すると2泊目が無料(つまり半額ということ)というレートの方が安いのですが、残念、僕は1泊しか出来ないのです。
相変わらず豪華なシャンデリア。
レセプション奥の「ザ・ロビー・ラウンジ」も豪奢な作りです。
レセプショニストが部屋までアテンドしてくれます。
「ピャチェーレ」の脇を通り、ここで折れて・・・
エレベーターに乗ります。
ふかふかの絨毯。
和モダンも含めた適材適所なインテリア。
安っぽさを感じさせないところがさすがです。
35階の僕の部屋、これ以上上は「ホライズン・フ
ロア」でしょうから、一般階としては一番高いところにアサインされたわけです。
室内は次回に詳しくレポートするとして、この「シャングリ・ラホテル東京」、大分息を吹き返してきているようです。
27階の宴会場にはちゃんと宴席が入っているようだし、客室も大分埋まっているようです。
実は一部のコアなホテル・ファンの間で、このホテルが東日本大震災の影響から3月21日「営業を一時見合わせることにいたしました」と発表、新規の予約やチェックインを中止したことが、かなりな話題になりました。
「社員の安心・安全を守るための本社(香港)からの判断です。
アジアやヨーロッパ出身の従業員もいて、心配している家族がいることからも、こうした措置がとられました。
もうひとつの要因としては、(地震の影響で)食材やリネンについて物流に遅れが生じ、サービスの低下になってしまうからです」
というホテル側広報の説明にも、他の外資系高級ホテルでは館内施設の時間変更などで対応して「営業見合わせ」までには至らなかったことから、「日本から逃げた」などのネガティブな意見が相当に強く、4月14日その営業を再開してもバッシングめいた動きがないかどうか気になっていたのです。
幸いそうした最悪の事態は避けられたようですが、この「シャングリ・ラホテル東京」の取った「有事の営業中止」という判断が後世から見てどう評価されるのか、興味のあるところです。