reduced rates! 庭のホテル (1)

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6月30日付けの「『こういうのが受けるのかぁ?』ホテル」で書き始めた水道橋の「庭のホテル」、やっとそのステイ・レポートに漕ぎ着けました。
(一部の方には、大変にお待たせして、申し訳ございません)
で、まず、このホテルに泊まることになった理由ですが、ここに毎日のように登場してくれる先輩にして友人の「まっつん」と僕が、若い頃研修を受けた施設の同窓会めいた集まりが、この近所であったから、ということになります。
もちろん会の後、まっすぐ家に帰れば何もホテルなどに泊まる必要もないのですが、こういうことにかこつけてついつい趣味のホテル・ステイをしてしまうのが、僕の悪い癖です(笑)。
会場は飯田橋。
どこか近くに良いホテルは?
「東京ドームホテル」、「アグネスホテル・アンド・アパートメンツ東京」、「山の上ホテル」・・・どこにしよう。
そんな時に思いついたのが、ミシュランのホテル格付けで2パビリオン(黒)を「CLASKA」と共に受賞したこのホテル。
日本国内での認知度はまだそう高くはないはずなのに・・・ミシュランの評価はどうして?
そんなことを考えての宿泊予約です。
(予約は大手の予約サイトから「サマータイムプラン~早めのチェックイン&チェックアウト」というもので、スーペリア・ツインの一人使用、15300円というもの)
場所はJR「水道橋」駅から歩いて数分、でも白山通りよりニ本裏になる通りに面しているので、最初はやや分かりにくいかもしれません。

                  [#PARTS|USER|44966#]

でも殺風景なコンクリートのビル群の中に、この突然の「和」を見つけたら、そこが目指すホテルです。
元々は旅館として約60年前に創業、「東京グリーンホテル水道橋」時代を経て、2009年5月18日に「庭のホテル」として開業、15階建てで客室数は238室あるそうです。
さて、玄関はどこ?
こっちに入っていくと・・・
どうもこちらはホテルの和食レストラン「縁」(ゆくり)のようです。
かなり狭そうな土地を、効果的に使っています。
この「和」感は、和食の店だけではなく、ホテル全体を貫く基本コンセプト。
都会の喧騒の中で日本人が感じる「和」の心地良さ、つまり「和の雰囲気を感じる心地良い空間」こそがこのホテルの目指すところらしいのです。
ホテルへエントランス回りには、いかにも「和」の日本庭園の石材や植材が・・・。
旅館のイメージをも表現しているのでしょうか、この施行は。
そして壁回りのデザインは、黒塗りの江戸風建物へのオマージュでしょうか。
写真ではちょうど木に隠れてしまっている横書きの看板には、「庭のホテル」ならぬ「ルテホの庭」の表示。
これまたかつての旅館時代に通じるレトロな表示方法を、スタイリッシュに使っています。
「庭」のロゴマークや、レストランの名前などには、いかにもレトロモダンの篆書体(てんしょたい)を使ったり、デザインには相当なお金と準備をかけたようです。

小さめですが、なかなかに良い雰囲気を出しているロビーとレセプション。
窓が大きく昼間はたっぷりの外光が入ってきます。
このロビーを特徴付けているのが、この大きな和紙を使った行灯でしょう。
昼間は障子風に、行燈に火のともる夕方以降にはロビーに幽玄でいて、柔らかく上品な雰囲気を出すことに成功しています。
↑の写真右がコンシェルジュ・デスク、その奥がビジネス・センターで、ホテル・ゲストは24時間無料でPCが使えます。
改めてレセプション・カウンターの方からエントランス・ドアの方向を見てみるとこんな感じ。
質感がそう高いわけではないのに、「和」のおもてなしをするホテルのイントロダクションとしてはまずまずの物でしょう。
フロア・カーペットの畳のような敷き方も「和」のイメージの一つかもしれません。
さぁ、チェックインです。
ホテルの中もサービスも、「和」を感じさせてくれるホテルなのでしょうか?

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