昔はハイアットというブランドは「余り値崩れをしない」イメージでしたが、このところのホテル不況は、例えば「パークハイアット東京」のような高稼働率を誇る超高級ホテルでも、以前は考えられないようなディスカウント値段が出たり、付加価値がついた実質的な値下げがあったりで、その下の「グランドハイアット東京」くらいになると、もうこれは相当こなれた値段が日常的になりつつあるのが現状です。
香港に行ったうちの奥さんのお友達ご夫婦と「下山会」と称した旅行後の懇親会というか反省会が六本木の某レストランであったので、時はちょうど連休中、僕らも翌日は休みだったので「え~~い、六本木に泊まっちゃえ」とばかりに、このホテルのレートをチェクしてみると、ありますあります・・・相当に安いレートが。
一番すごかったのは、1泊税サ込みで29000円で、しかも館内で使える10000円のクレジット付きというもの。
さすがにこれはハイアットのポイントは付かないようでしたが、そうすると1泊19000円ということ?
数年前のこのホテルの連休中の高値を知るものにはビックリの値段です。
僕らが取れたのは1泊税サ込みで33000円で2人分の朝食付き、そしてゴールド・パスポートのポイント加算対象というレート、これでも連休中ということを考えると、充分お得な値段だったと思います。
久しぶりに出かけた休日の「六本木ヒルズ」、入っているショップやレストランも随分変わり、全体に若い人たちやアジアからの観光客が目立ちました。
宿泊した「グランドハイアット東京」は、いつもの通り。
レセプションは込んでいましたが、スタッフはさすがに慣れています、手続きは迅速です。
エレベーターホールからはこの景色ですから、お天気はまずまず、それに随分高層階です。
20階だったか21階だったか・・・。
部屋は驚くほど以前と同じ、今更何も言うことはありません。
でも、改めて室内各所を見てみると、経年劣化の跡がところどころに見えます。
最近出来た高級ホテルより(「超高級」ではない・・・)質感が高いことは再認識しましたが、どうにも「輝き」が失せてしまったような気がしてなりません。
ベッドは今になってみると、そう高級なものでもなくなっていますし、少しへたり気味です。
部屋の真正面は森ビルで、人の気配を結構感じる窓もあって、あまり良い気分はしません。
目を斜め左に持っていくと、「リッツカールトン東京」が見えます。
右を見るとこんな感じです。
東京タワーはちょうど建物の陰に隠れてしまう位置の部屋で・・・そう、今回はあまりビュー的には恵まれないステイとなりました。
連休中で部屋も込んでいそうなので、他のビューの部屋をリクエストはしませんでした。
浴室は本当に広く取られていて、これは相変わらず快適な空間です。
水圧も充分過ぎるほど、あっという間にお湯が張れます。
いかにもハイアットらしいこの辺も、以前とほとんど同じです。
ちょっとネガティブなことを書きすぎたかもしれませんが、レイト・チェックアウトもさせてもらったし、2人分の朝食も付いてこの値段、ハイアットのステイ記録にもなるし(もうそろそろステイタスの維持のことも考えなければなんです・・・)、ゴールド・パスポートのポイントも付いたし、更に今はマスター・カードで支払えば一滞在2500ポイントのボーナスまで加算される太っ腹ぶり(笑)。
スタッフのサービスだって大きな問題点はなかったですしね、目的と値段が合えば、まだまだ「使える」ホテルということでしょうか。