ある大事な方とお会いするのに、僕が東京で一番好きなホテル「フォーシーズンズホテル丸の内東京」を選びました。
新幹線で出ていらっしゃるその方に合わせて、東京駅から、特に八重洲の南口の改札からは徒歩2分のこのホテルが、その意味でも最適だったのです。
ややもすれば通り過ぎてしまいそうなエントランス、これこそこの57室しかない「都心の隠れ家」的ホテルを象徴しているものだと思います。
分かる人しか分からない、用のない人は入りにくい・・・ハイセンスだけれど無機的に過ぎるかと思うファサードを奥に入ると・・・
モダンで上質さがすぐに分かるガラスのタワービル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」、もうこの先は新幹線の高架線路という場所に、客の出入りを良く観察しているホテル・スタッフの笑顔が待っています。
スタッフはゲストに必ず挨拶を含めて声をかけ、時には長い会話になることも・・・。
(ゲストのほとんどは、外国人です)
すぐに何か飲みたい人のために、ミネラル・ウォーターが氷の中に冷やされたりもしています。
エレベーターで最上階の7階に上がると、両開きのエレベーターは反対側が空き、左に曲がるとレセプションです。
たいていは下から連絡が行っているので、ゲストがレセプショニストの前に立つ時には
「XX様、お帰りないませ。
お待ち申し上げておりました」
とすでにほとんどが記載済みのレジストレーション・カードが眼の前に差し出される・・・というスピーディーさです。
(もちろんこれはリピーターに限りますが)
窓からは東京駅が良く見えます。
ロビーは人通りが少なく、個性的でコンテンポラリー・エレガンスといえるインテリアがさすがです。
チェックインを担当してくれた女性が、部屋まで案内してくれます。
これも最近の高級ホテルのトレンドですね。
廊下を降りるとこの絵がお出迎え。
客室は3階から6階までにあります。
このホテルの特徴は、高層ビルの中の低層階に客室を置くという、通常のホテルとは逆の発想をしているということ。
実はこれが以外に大成功してるんです。
(理由は後述)
出来たばかりの最新のホテルではありませんが、隅から隅までどこも本当にきれい。
一部の隙もないほど、すべてが「決まって」います。
置かれている調度品も上質なものです。
さぁ、僕の今日の部屋は・・・。