「御宿ジ・アース」の客室の続き

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「御宿ジ・アース」の客室チェックの続きです。
僕等の泊まった「メゾネットスイート」はその名の通り、2階建て。
早速階段を上ってみます。

やや狭く角度のある階段なので、やはりこのタイプは高齢の方には不向きかもしれませんね。

ベッドルームはまさにホテル。

リネン類は僕にはややツルツルし過ぎでしたが、うちの奥さんは「好き、気持ち良い」って言ってました。

もちろん2階にもテレビありです。
ベッドに寝ての視線はこうなります。
今度はバスルームを・・・。

基本アイテムはすべて揃っていて文句はありません。
素敵な袋入りの男女別アメニティも置いてあります。
バス・アメニティはマニア好みの「MJ」(マーガレットジョセフィン)で統一されています。
その奥に浴槽。
ただ水圧が低く、ここに充分お湯を貯めるまでにはずいぶん時間の掛かるのは、難点の一つです。
温度もそう熱くなりません。
更に奥に、ここの売りの露天風呂があります。
ここは24時間湯が湧き出ていますが、源泉掛け流しではないようです。
(ウェブでは「浴槽内の湯を適温に保ち、資源の有効活用のための加温・循環となっております」という記述です)
温泉の名前は「龍の栖温泉」、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(低張性・弱アルカリ性温泉)とのこと。
肌は結構つるつるするしし、やはり温泉は気持ち良いものですね。
でも、この露天風呂、もう少しどうにかならなかったのかと言うのが僕の本音です。

その理由の第一は、せっかくの露天風呂なのに狭い、体の大きい(背の高い)僕にはどうしても充分湯に浸かれない。
中途半端に一部が腰掛けるように造られているので、余計窮屈だし、そこに座ったのでは上半身すべてが空気にさらされ寒すぎる気がする。
第二に、これだけ眺望の良さそうな高所にあっても、周囲から見えないようにの配慮で中途半端な目隠しが多くて、どの位置に体を動かしても眼前に絶景が・・・ということがない。

ウェブにあったこの部屋の説明、「静かな入江と岩にぶつかる波しぶきを眼前に眺めることができ、ときには海女の作業風景を眼下に見下ろせます」は、実感不可能です。

立って、やっとこの景色。
後でも書くのですが、このホテル、もう少し売り物であるこの場所・眺望を100%生かせる建築、レイアウトに出来なかったでしょうか。
何か損をしている気がします、各所で。
ガウンもあります。

改めて2階から1階を吹き抜け越しに見下ろしたところ。
このほうがメゾネットの構造が良く分かりますかね。
2階から出られるほうのテラス。
ここも一見良さそうなのですが、椅子に寝そべると目線の先は・・・壁です。
もちろん立てば海は綺麗に見えますよ。
でも立てば、右側の六角形のダイニングルームから見られそう・・・。
最悪は、写真には撮りませんでしたが、椅子の背中側のほう。
そこには大量の冷房の室外機が並んでいて、うなり声を上げているのです。
(たぶん位置からして厨房もでしょうか)
耳を澄ませば聞こえる岩に砕ける波の音が売りのここ、椅子に座れば後ろからそれをかき消す重低音の室外機の音というのは、全く解せません。

天気はほぼ最高、湿度も少なく、風も穏やか、旅行日としては最高の日。
多少の不満は忘れましょうか。

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