「星野リゾート・ウトコ・オーベルジュ&スパ」 (7)

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僕らの「星野リゾート・ウトコ・オーベルジュ&スパ」ステイは夕食と朝食の2食付き。

食事はホテル中央にあるこの「ボンヌ・ペッシェ」(Bonne Peche)というレストランで、となります。
夕闇が迫ってくると明かりもつ点いてきて、ムードも高まってきます。
ここの夕食は午後5時半から、事前の予約制。
ホテル側は席を満席にしないよう気を配って、予約をばらけて入れているようです。
あ、空がピンク色!

実際にはこの写真より10倍以上ピンク色に染まっていました。
すごくきれい・・・。
レストランに入ります。

席はすべてあらかじめ決められているようでした。
夕食は「鰹丸ごと余すところなくいただく鰹のイタリアン」というもので、ホテルのウェブには

高知を代表する魚と言えば「鰹」を誰もが思い浮かべるでしょう。
太平洋を春には北上・秋には南下しながら、回遊する鰹。「初鰹」や「戻り鰹」と呼ばれるように、1年の中でも、季節によりその美味しさが変化します。
その時の鰹の状態に合わせ、鰹の身はもちろん、普段はなかなか口にする機会が少ない部位も使いながら、その美味しさを丸ごと余すところなく、コース料理のなかに表現しました。
また、高知のおもてなしの食文化「皿鉢(さわち)料理」をイメージした華やかな盛り付けが、料理を目でも楽しませてくれます

とありました。
その皿鉢料理のイメージは、何といってもこの前菜でしょうか。

奥さんなどはこれが出てきた時には思わず「きれい・・・」と。
女性好みの盛り付けの鰹尽くしのアンティパスト・ミストです。
鰹の普段食べない部分までをいろいろに調理してあります。
黒っぽいのは鰹の心臓だとか・・・。
スタッフが一つ一つ鰹のどこを使ったのか教えてくれますが、それはここでは省略。
どれもがまさしく鰹ですが、その味の良いところを引き出していて、僕のような「生臭いのが嫌」人間にも、どれも美味しく食べられる前菜達でした。
2皿めは鰹とキノコのコンポート。

こういう鰹なら全然食べられる、ほとんど肉と同じじゃん・・・は言い過ぎ?
同じく高知名物の茄子のソースとも合っていました。
部屋に忘れ物をしたので、一度取りに帰ります。

午後6時近くとなると、この時期、外はどんどん暗くなっていきます。

レストランが夜目にも浮き立ってきます。
次はタラと赤ピーマンのカネロニのスープ仕立て。
これもどこかに鰹が使われているのかなぁ?僕には分かりませんでしたが。
奥さんの「かき玉汁みたい・・・」で、僕ははっと・・・。
これ、ストラッチャテッラじゃん。
イタリア中部地方の料理だったかと思います。
あとかろうじて覚えているのは、ストラッチャテッラとはぼろきれというような意味だということ。
ここで、米粉とアオサのパン、そしてオリーブオイルが出てきます。

パンは日本人好みの作り、もちろんお替りもどんどん持ってきてくれます。
4皿めはパスタでタリアテッレ。
麺はOK、ソースはラグーソースでした。
中に鰹が入っていたかは、これまた?
ちゃんとウェイターに聞いておけば良かった・・・。
サービス・スタッフは丁寧に料理の説明はしてくれますが、覚えていることだけが流暢で、つっこんだ料理や食材についての質問にはほとんど答えられないようでした。
次は鰹のヴェネト風というお皿。

これは気に入りましたね、もうこれ鮪なんだけど、ヴェリー・レアに仕上げたステーキみたい・・・。
(魚好きには怒られそうな表現ですみません)
バジルと高知名物の柚子も、下に敷かれているレーズンや松の実も良い感じです。
手前に少し添えられているのが、これまた高知名物(?)の手仏柑(ぶっしゅかん)という果物。
先端が指先のように分かれているのでこう呼ばれ、鮮やかな黄色い皮はゴツゴツとして、柑橘の仲間なのに果肉がほとんどないというユニークな果物、僕は初めて食べました
6皿めがメインの和牛のソテーと鰹の血合いのパテ。
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オレガノやマスタードで食べるステーキは普通の出来、鰹の血合いはパテになっているし量も少ないので何とか食べられましたが、僕はやはり好きになれない味です。
デザートは2品。
まずは葡萄と赤ワインのアルモーニアというもの。
アルモーニアって何?とウェイターに聞いてみましたが、「シェフに聞いてみます」とのことで待っていましたが、忘れられたようです。
家で調べてみるとイタリア語で調和、あ、そうかharmonyだと気が付いた次第。
グラスの底に少しだけアングレーズ・ソースがあって、それとよく合っていました。

最後はケーキの盛り合わせで、ズコット、パンナコッタ、柚子のシャーベットなどが・・・。
コーヒーや紅茶(僕らはきしまめ茶という熊本の日本茶を選びました)と共にでてくるプチ・フールは鰹のパウダーが入っているというラングドシャ―。
形は鰹ですが、鰹の味は全く感じませんでした。

お腹一杯の僕らは、部屋に帰る途中で誰もいない「ライブラリー」に寄り、暗くなった海を見ながら・・・

ここでもう一度コーヒーをいただきます。
ここのコーヒーメーカーはデロンギ製。
部屋の様子。

このホテルはターンダウン・サービスはないようです。
この後、奥さんはホテル隣にある「シレストむろと」の大浴場に・・・
僕は午後8時を過ぎて照明の落とされた夜のプールにもう一度行ってみました。
もう少し照度を落とし、灯りも幻想的にいくつも点けてくれると雰囲気も高まるのでしょうが、ちょっとしょぼかったです。
ただ一般的にはゲストの食事時間に当たるため、プールには誰もいず、ずっとぷかぷか浮いていられました。
あれはやっぱり気持ち良いというか、ヒーリング効果は充分です。

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