うちの奥さんと東京駅周辺でデート(?)中。
ランチは予定していた(でもランチなので甘く見て事前に予約はしていなかった)「アルカナ東京KARATO」に満席とふられ、そこで次の候補に考えたのが「東京ステーションホテル」の「Cantonese 燕Ken Takase」です。
「シェラトン・グランデ・トーキョウベイ」、「ホテル日航東京」の中華を経て、「マンダリンオリエンタル東京」の「SENSE」で初代の料理長となり、「SENSE」をミシュランの星に導いた高瀬健一シェフが独立して開いた中華レストラン。
電話を入れてみると、まだ席は用意出来るとのこと、良かった、ランチは「アルカナ東京KARATO」から「Cantonese 燕Ken Takase」に変更です。
(JR東京駅丸の内南口改札を出ると、ドームの下にホテルへのエントランスが3か所ありますが、そのうち真ん中のここから地下のレストランやフィットネスに行く階段があります)
ホテルのウェブにはこの店のコンセプトとして
マンダリンオリエンタル東京の「カントニーズダイニング SENSE」でミシュラン一つ星を獲得し、その後も日本の中国料理シーンを牽引し続けるシェフ高瀬健一が、自身初のオーナー料理長としてこだわり抜いたヘルシーな広東料理を提唱するレストラン。
紀元前から現在に至るまで本場広州や香港などで日常的に親しまれている医食同源の思想に基づいて再昇華された広東料理は、これまでの日本人の中国料理に対する固定観念を根底から覆すほどの健康的で繊細かつ高貴で奥深い味わい。
自身で香港まで足を運び厳選して取り寄せた副材料や新鮮な季節野菜などを随所に取り入れた珠玉の逸品の数々を、その魅力を余すことなく全てのお客様にお楽しみいただけるように考え抜かれた丁寧なプレゼンテーションで提供します。
美食の中心都市東京から発信する、ここでしか味わえない身も心も若返るようなニューカントニーズの新世界を是非一度ご自身の五感で体験してみてください。
とあります。
相変わらずこういう文章はすごいですねぇ。
果たして僕らもこう感じるのでしょうか。
(もちろん↑の階段を使わなくても、いったんホテルに入ってからこのエレベーターでレストランのある地下に行くことも出来ます)
おぉ、モダンな感じのエントランス。
従来の中華料理店ぽくは全くありません。
店内のインテリアはこんな感じ。
ややダークな印象ですが、シックなエレガンスを感じる、そう、フレンチ・レストランと言ってもいいような中華のレストランとしては新感覚派で僕らを迎えてくれます。
スタッフのスキルにはややばらつきもあり、僕のところからはキッチンの入口なども見える席だったので、そこでのスタッフの私語、ある人は頻回にズボンをずり上げるなど(癖?)気になることもありましたが、ま、おおむねは平均と言えるでしょうか。
(こういうディスプレイもヌーベルですね)
ランチのコースは3000円(野菜中心)、3800円、5800円、7500円・・・とあります。
お茶はこんな茶器でモダンに・・・。
高いお茶もありますが、これは金木犀の香りがする清香黄金桂というもの、これならたったの800円です。
もちろん何度でもお湯を足してくれますが、香りはだんだん失せて行いってしまいます(当たり前か)。
僕のオーダーは艶燕という5800円のコース、奥さんは麗燕という3800円のコース。
共に7品からなるようです。
まずこれは僕の方の前菜。
茹で鶏の冷製を真ん中に、周りにヒアルロン酸入りの夏野菜のサラダ。
サラダには熟成黒酢のジュレと胡麻ドレッシングがかかっていて、これは恒順鎮江香酢の勝利ですね、美味しくいただけました。
こちらは奥さんの方の前菜、健康野菜のオードブル四種盛り合わせというもの。
プレゼンテーションもきれいで、ヘルシー&クリエイティブなのは分かるのですが、どうなんでしょう、「SENSE」だったら値段も相当違いますが、もう少し凝りまくってますかね。
奥さんの味の評価は「まあまあ」と。