僕の乗ったJAL79便はベトナムはホーチミンシティのタンソンニャット国際空港に、現地時間の早朝5時10分に無事到着です。
日本とベトナムの時差は2位間、日本でいうと朝の7時過ぎ。
5時間35分という中距離フライトでも、フルフラット・シートのおかげて4時間弱は熟睡、疲れは少ない状態での到着でした。
外はまだ暗く、空港もまだほとんど動き出してない感じ。
実際タンソンニャット空港の朝の1番機のようです。
空港は僕が前に来た2005年当時とは違ってすっかりきれいになって、まさに現代の空港。
昔のやや暗いイメージを一新する明るさ、広さです。
イミグレーションは簡単、ベトナムは入国書類の記入すら不要。
時々帰りのEチケットの提示を求められるだけで、基本パスポートだけでOKです。
今回僕はトランクを預けていたので、バゲッジクレームで荷物が出てくるのを待たなければなりません。
ベトナムなので(失礼!)荷物が出てくるのはかなり遅いかと高をくくっていましたが、意外や意外、10分くらいでベルトが回り始めました。
セキュリティはノー・チェック。
思ったより早く外に出られました。
時間はまだ5時25分。
参考までにタンソンニャット空港の略図です。
セキュリティを過ぎると、目の前に複数の両替店、トラベル・サービスのカウンターが現れますが、見事にそのどれもが開いてません。
人がいるように見えるのは掃除にきたオバちゃんです。
これはこの早朝便で着く人には注意事項。
つまり日本円からベトナムのドンに両替が出来ないのです。
市内までのタクシー・クーポンを買うことも出来ないのです。
でも、もちろんATMは動いています。
日本語に変換出来るATMなので、多少の手数料はかかりますが、ドンの現金を持ち合わせていない人はこれに頼るほかないようです。
僕は手もちのドンの現金も多少はありましたが、ATMでこの旅行中に使うと思われる額全額をここで下ろしました。
ベトナムではホーチミンシティのような都会でもクレジットカード利用に手数料がかかるようなカード後進国ですし、ATMも小額づつ何回も使えば、そのつど手数料も必要です。
だから今回は僕の旅には珍しく多めの金額(と言っても物価の安いベトナム、たかが知れてます)の現金をATMで一度に下しました。
正確にいうと4000000ドン、ベトナム・ドンはVDNと略します。
手数料込で後でカードの明細を見たら日本円で19397円でした。
換算率は0.005弱みたいです。
つまりベトナムで買い物をする時の目安は、0を3つ取って5倍するか、0を2つ取って半分にするか、これで良いと思います。
さ、次の関門はタクシー。
多少高めでもタクシー・クーポンを買ってドライバーに見せて乗るを想定していましたが、前述のとおりトラベル・サービスのカウンターもすべてまだクローズ。
僕の姿を見るとたくさんのドライバーがわらわらと寄ってきます。
どの人もみんなうさんくさそうに見えます(笑)。
腕を取ってくる強引な人、大声で呼ぶ人、身振りでこっちこっちと誘導する人・・・。
ネットの事前情報では、VINA SUN(ヴィナサン)やMAI LINH(マイリン)といった会社が信頼出来るタクシーとのこと、その名前を必死で探しますが、いません。
この後、この2社のタクシーには市内で何度も乗りましたが、本当に運転手もちゃんとしてるし、明朗会計、気落ち良く乗れました。
で、どれに乗ろう・・・。
結局乗ったのは一番しつこくない感じのタクシー、ただ値段は何とUS$10というではないですか?
高くてもUS$8くらいが相場と聞いていたので、必死に値段交渉しましたが、安くなりません。
根負けして、早くホテルに行きたいし、乗ってしまいました。
両替え率でまただまされるといやなので、手持ちのUSキャッシュ、10ドル札1枚で払いました。
ベトナムの通貨ドンは桁数が多いので、時々こちらが混乱することにつけこまれることもあるからです。
後でホテルの人に「US$10もかかったよ」とこぼすと、「早朝の空港でUS$10ならぎりぎりOKじゃないですか?日本円で2000円(US$20)とか普通に言われますから・・・」と慰められました。
一応標準価格はUS$8だそうです。
僕の乗ったタクシーはエアコンも効いていて快適、約16~7分で僕の予約したホテルに到着です。
運転手は無駄口もないし、変な勧誘もありません。
ま、これなら良しとしましょうか。
ホテルは近代的なショッピングセンター「NOW ZONE」直結の「ホテルニッコーサイゴン」です。
空は青空、気温はこの時点で28度くらい、温度よりも日差しの強烈さに南国を感じます。
湿度は思ったよりなく、こんな時間でもホテルにはドアマン、ベルがしっかり控えていました。