チャイナタウンから帰ってくる頃には、コンラッドのラウンジのイブニング・カクテル・タイムもそろそろ終わりの頃。
もう残り物といったお皿から、いくつかをいただいて、後はコーヒーで一息。
部屋に帰ると、もうターンダウンもすんでカーテンも引かれ、すっかりお休み用の準備がなされています。
今日の行動記録でも書こうと机に座ると、その机、この間上海で泊まった浦東シャングリラの机のように多機能机。
いろんなところからいろんなものが・・・・鏡まで出てきます。
ゆっくり入浴の後は、もちろんNHKの紅白歌合戦(笑)。
青山テルマは絶対に見逃したくありませんものね(笑)。
ひとしきり紅白を見た後に、マリーナ地区のカウント・ダウン会場「エスプラネード」付近まで行ってみます。
一体シンガポールのカウントダウンはどんな感じなんでしょう?
会場まではコンラッドから歩いて10分ちょっとなのですが、さすがにすごい人込み。
想像以上の込み方です。
ここが会場、もちろんきちんとした席は有料です。
でも僕、お金を払ってまで見る気もないし、かといって無料で隙間から見られる場所は黒山の人だかり。
カウントダウンまでにあと2時間もあるのに、これはちょっと嫌。
湾に浮いていてライトによって色の変わる無数の風船と、正面にフラトン・ホテルとマーライオン(かすかに見えますよね)が見えるこの光景をカメラに収めると、ホテルに方向転換です。
ホテルのカウントダウン・パーティーのほうに参加しよう・・・と、方針も変更です。
ホテルに帰る途中のマリーナ・スクエア辺りは打ち上げられる花火を見ようという人たちでもうビッシリ。
ここもすごい人出です。
やはりホテルのほうが・・・。
コンラッドが見えてきました。
こうして見てみると面白い外観をしたホテルなんですね。
ホテルのパーティー会場はロビー。
ディナーを終わった人たちが、ライブ・バンドに合わせてダンス・タイムに突入中でした。
カジュアルな服装の人もいれば、ほぼ正装に近い格好のカップルも・・・。
そして時間に。
「・・・スリー、トゥー、ワン」
「ハッピー・ニュー・イヤァァァァァァ~~~~!」
天井からは無数の風船が舞い降りてきます。
人々は抱き合い、挨拶をし、クラッカーを鳴らします。
バンドはディスコ・テンポの「蛍の光」から「セレブレイト」などのおめでたいダンス・ナンバーに移っていきます。
そしてみんな降ってきた風船をパンパン音をさせながら踏み潰します。
かなりな高揚感!です。
でも僕はここにもう少しいたい気持ちを振り切って、急いでラウンジのまだ空いている部屋に。
そう、窓からはパンパシフィック・ホテルに少し邪魔されていますが、続々と打ち上げられる花火がここから、とてもきれいに見られるのです。
ラウンジには次々にゲストが「ハッピー・ニュー・イヤー」を声をかけながら集まり、そのうちの何人かは手にシャンパンのボトルを持ち、みんなに注いであげています。
すごく良い雰囲気。
外の会場で花火を見なくてもここで十分だったかも・・・いや、ここで見たほうが良かったのかもしれません。
とても幸せな気分に浸りながら、この後「フォービドゥン・シティー」(紫禁城)というクラークキーのクラブのパーティーに行こうとしたのですが、タクシーが来ない、眠い・・・などの理由であえなく中止。
ちょっと「ヘタレ」な僕です(笑)。
ま、これでシンガポールに着いてちょうど24時間たったところだし、これ以上がんばっても明日に差し支えそう、明日はもうタイに出国だし・・・ということで、またもたただただ熟睡あるのみでした。
一晩中クラブで弾ける体力は、もう僕にはないようで・・・残念(泣)。