「アマンサマーパレス北京」の「デラックススイート」というカテゴリーの部屋のリヴィング・ルームです。
明時代のスタイルという中国家具を、エレガントかつクールにうまく配置してありますね。
奥にはベッドルーム、左のドアからはドレッシング・ルームを経て、バスルームに通じています。
部屋でくつろぐ時に中心となりそうなエリア。
皆さんはどう感じられます?この中国家具。
我が家的には、そうくつろげなかったんです(泣)。
補助のベッドとしても使われるという中央のソファの広すぎる奥行きは、背中に相当な量のクッションをあてがわないとなんですよ。
豊富に置いてあるクッションはシルク張りですから、鏡面が少しつるつるしています。
自分にとって気持ち良い体勢を決めるまでに、ちょっと試行錯誤が必要です。
僕は普通の西洋風の深々したソファのほうが好き。
でも、それをここに置いたらデザイン的には台無しですものね。
そういえばGWに行ったチェンマイの「マンダリンオリエンタル・ダラデヴィ」も、数年前の杭州の「フーチュンリゾート」もこのタイプでした。
ま、ただ単に僕の体型と合わないだけかもしれませんが・・・(笑)。
印象的なライティングとデザイン。
この後ろがバスルームになっています。
ソファーの後方にはデスク。
両端の紅い中国風のランプが部屋のアクセントにもなっていますし、隣のベッドルームでもデザイン的に大きな役割を果たしています。
必要なものはすべて揃っています。
右の紅いものが、このホテルでの「ドンディス」(don’t disturb)の印しです。
鉛筆もすべて芯がとがっていますし、硯まで用意されています。
で、この部屋が、全体に薄暗いのは前にも書きました。
それはこの窓に掛けられた簾のせいでしょう。
これは上げられない作りになっているのです。
だから天井は高く、とても開放感のある部屋なのですが、どこか閉鎖された、「お忍び」旅行にピッタリな、ちょっと考えすぎかもしれませんが淫靡な感じ(笑)すらする部屋です。
部屋の奥から入り口の方を見たところ。
立派なアーモアがドアの両側にあり、左側がミニバー・コーナーになっています。
上質なグラス類。
生のレモンが一つ。
自由に使って良いそうです。
左のアーモアにはテレビやDVDが備えられ、NHKも映ります。
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