イスタンブール旅情 (30) レトロなトラムヴァイ~世界最短の地下鉄

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イスタンブールの街中には、色々な乗り物があります。
この日はイスタンブール最後の日、タクシム広場からエミノニュに向かうのに、この新市街だけはいまだにレトロな車体で走っている「トラムヴァイ」(路面電車)と、ヨーロッパで最古の地下鉄と言われる一駅だけの「テュネル」を利用しました。
もちろんこの旅行記の最初で紹介したアクビルで簡単に乗車できます。
元々のイスタンブールでは、このタイプのトラムヴァイがあちこちで見られたそうですが、時代の趨勢、そのうちバスに取って代わられたんだそうです。
ところが1980年代に入って高まった景観保存運動の結果、この路線が復活、今では新市街のシンボルとまでなっています。
ガタゴトとゆっくりイスティクラール通りを動くレトロ車体のトラムヴァイ・・・年配のジモティーにも僕らツーリストにも実に心安らぐ好印象な乗り物でした。
終点で降りると、今度は目の前のテュネルに乗り換えます。
テュネルは先ほども書いたようにヨーロッパ最古の地下鉄、しかも一駅だけの世界最短の地下鉄でもあります。
トラムヴァイのテュネル駅からガラタ橋近くのカラキョイまでわずか3分ほど・・・僕は車体も新市街のトラムヴァイのようなレトロなものを想像していましたが・・・
残念、車体は最近のものでした。
でもこの路線、1875年から動いていると言うから驚きですよね。
今日はちょっと「鉄ちゃん」入っちゃいました(笑)。
次はカラキョイの駅を降りて今来たテュネルを逆行するように丘に登ったガラタ塔から、イスタンブールの360度を見回します。
この日は晴れていたので絶景が期待されます。

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