ヒルトンシンガポール

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シンガポールのチャンギ国際空港、いくら世界屈指の空港と言えども、さすがに早朝のこの時間は乗降客はさほど多くありません。
イミグレーションも待ち無し、フレンドリーな職員にシンガポールを感じます。
この空港は預けた荷物がカルーセルに並ぶのも早め・・・でも、一番早いのは僕のように手荷物だけ、手持ちのシンガポール・ドルもあるという人間です。
何と降機後10分でタクシーに乗り込め(タクシーはたくさん待っています)、午前6時10分にはオーチャードの「ヒルトン・シンガポール」に着くことが出来ました。
(乗車時間は約15分、昼間なら20~30分はかかると思います)
早朝着のシンガポールはすべてにスピーディでした。
タクシー料金は全部で18.8シンガポール・ドル(約1200円)。
シンガポールのタクシー運転手は英語OKで、たいていどの人もフレンドリー、お釣りもきちんとくれる正直な人達ばかりです。
なので、最初はとても気になるシンガポール名物のさまざまな付加料金ですが、そのうち気にならなくなります。
細かく明細を聞いてみても、ごまかされていることはほとんどないですから・・・。
で、タクシーでどこに?
ホテル?
今回のような早朝着の時のホテルの必要性はケースバイケースでかなり良く考えます。
以前バンコクに早朝に着いた時には、そのまま朝から動きまくりました。
今回はどうしよう・・・早朝のシンガポールに何か見るべきもの、試すべきことはあるのだろうか?
思いつくのはホーカーズ(シンガポール版屋台村)の朝食位です。
ということで、今回はシンガポール到着後すぐ動くのではなくてホテルで一休みする・・・を選択したのです。
もう一つ、この日チェックインするホテルのチェックイン時間がかなり厳密で、アーリー・チェックインの希望が通りそうもなかったから・・・という理由もあったにはありました。
で、こういう早朝チェックインの場合、レイト・チェックアウトしても高々8時間くらいの滞在ですから、出来ればお金をあまり使いたくありません(笑)。
そこで考えたのが超安いホテルか、特典無料宿泊。
さすがに前者は年を重ねてくるともう嫌、ということは僕の御用達ブランド、ヒルトンの出番?
結局、ヒルトンのHオナーズ・ポイントを使って(40000ポイント)、「ヒルトン・シンガポール」への宿泊となったわけです。
実はこの時期シンガポールはホテル需要が高くて、このホテルの価格も400シンガポール・ドル位からと高騰、特典宿泊はウェブからは取れない日でした。
でもヒルトンのダイアモンド・メンバーには「デスクに相談しろ」という(裏の?)表示が出るので、それに従い日本のヒルトンの予約にその旨電話をすると、アメリカ本社を一応通すのでしょう、翌日になってOKのメールが届きました。
シンガポールでヒルトン系というと、このオーチャード地区の「ヒルトン・シンガポール」かマリーナ地区の「コンラッド・センテニアル・シンガポール」ですが、僕は日本での評判に反して、このオーチャードの方を好んでいます。

その理由は第一にロケーションですが、リノヴェーションの後、ホテル内がずいぶん快適になっているということも挙げられます。
実勢の価格も以前はコンラッド>>ヒルトンでしたが、最近はほぼ同じような価格になってきています。
コンラッドに比べて圧倒的に欧米のビジネスマンが多く、日本人客は少なめです。
24階建て、客室はエグゼクティブ・ラウンジのある22階が一番高いフロア。
僕の部屋は21階、両端はクラブスイートとプレジデンシャルスイートです。
他はすべて32平米の部屋で、向きはオーチャードに面しているか、その反対側か・・・です。
(22階には「エグゼクティブプラス」という37平米のバルコニー付きの部屋もあります)
イエローブラウンとシャンパンゴールドを足したようなここのカラー・スキームと、質感を感じさせるベッド・ソファ・デスクが悪くありません。

ドアを開けてすぐのクローゼットやミニバーはリニューアル以前とほとんど変化無し。
以前は全体がこんな感じで、かなり古臭かったです。
これだけそろっていれば取りあえず十分ですよね。
スタイリッシュじゃないけど、実用的。

バスルームはここの大弱点、コンラッドとは比較にならないほど古い作りの、狭いものです。
シャワーブースもありません。

時間は朝の6時半、オペレーターにウェイクアップコールを頼んで、カーテンを引いてベッドにもぐりこみます。

飛行機で5時間弱、ここで2時間以上寝たので、かなりすっきりで9時(日本時間なら10時)に目を覚ますことが出来ました。

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