マイ・ファースト・スペイン (12) ボケリア(サン・ジュゼップ)市場

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「サン・ジャウマ広場」から地図を広げて「カタル-ニャ広場」に急ぎます。
ゴシック地区の小道は複雑ですが、大きな通りは地図で良く分かります。
間に合いました。
僕が参加する「グルメウォーキングツアー」という「バルセロナ観光局」主催のツアーは、この「カタルーニャ広場」の地下にある「バルセロナ観光局」のオフィスに集合なのです。
写真の赤い「i」のところです。
時間は丁度10時5分前
(昨日の夜バルセロナに着いて、睡眠時間を入れてちょうど12時間たったところ、例によってあまりにも多くのことをやりすぎ状態かもしれません)
日本人にはジャストな到着ですが・・・ここはスペイン、時間的には皆さんかなりアバウトです(笑)。
受付をすると、イヤホーン・セットが配られます。
参加費用は19ユーロの10%OFF、17.1ユーロです。
2時間の「ウォーキング」ツアーですから、日本円にして1900円は高いのか、安いのか・・・。
隣にはおみやげ物屋もあります。
(トイレはありません、念のため。日本人はこういうところなら絶対あるって思っちゃうので注意です)

英語の堪能な女性ガイドに引き連れられるツアー一行、遅れてくる人続出のため、予定より遅れての出発です。
雨は小雨だったり、本降りになったり。
時間は10時15分です。
雨のランブラス通りを一同揃って南下。
参加者25~6人は香港からの4人連れを除くと、すべてが白人です。
でも英語が母国語ではない人達がほとんどかもって感じですが・・・。
「HOLA!」(オラ!)は「こんにちわ」の意味。
僕はスペインなので「ブエノス・・・」が挨拶かと思っていたら、滞在中はすべてこの「オラ」で事足りました。

ガイドは歩きながらバルセロナについて、特にバルセロナの「食」について熱く語ります。
観光局の人だそうですから、その熱心さは相当なものです。
彼女の英語は平易で分かりやすく、長年ガイドをし続けているなぁと思わせるもの。
日本人でも全然大丈夫だと思います。
ランブラス通りから細いくねくねとした小道に入っていきます。
最初のストップはこの「GRANJA VIADER」という店。
1870年創業のカフェ&デリだそうです。
店内はまるで博物館で、カウンターにはホームメイドの伝統的な品々が並んでいます。
ケーキやチーズ、ヨーグルトなど・・・店内はもうこの時間で満員のようです。
このツアーではすべて店の説明だけ、本格的に来たい人はもう一度後でゆっくりどうぞってスタンス、何しろ2時間で20か所弱の名店を徒歩で回ろうというのですから。
こんな細い道をくねくねと通り抜けて・・・
いよいよバルセロナ市民の台所「ボケリア市場」(サン・ジュゼップ市場)に到着です。
大きな屋根で覆われた市場の外にも場外市場があって、多少の客を集めていますが・・・
圧巻はここからです。

この肉屋のところから市場に入りますが、スペイン=イベリコハムという連想は誰しも共通のようで、もうほぼ全員がカメラを構えるという状況でした(笑)。

換気と衛生状態が良いせいでしょうか、東南アジアの市場などの「臭い」がほとんどなく、ここは本当に誰にも楽しめる「食のパラダイス」になっています。
肉屋は肉屋と業種別に大体固まって店展開しているので、競争も激しそうで、どの店も平均して売れているようでした。
10分ほどの自由時間があったので、僕は真空パックの「ハモンセラーノ」を試しに買ってみました。

お勘定は正確で(単位当たりの明確な値段表示あり、レシートもちゃんとくれます)、ディスカウントもない代わりに、お釣りもきっちりくれます。
僕のは12ユーロくらいのパッケージ、後でどこかでパンとかチーズを買って、レストランで食べるほど食欲がない時の軽食用にするつもりです。
あ、それから小銭は要りますが、ここにはトイレがあります。
「ボケリア市場」は果物も豊富です。
冬の今でこれですから、春から夏にかけてはどんなことになっちゃうのでしょう。


新鮮そうな野菜もあります。
魚コーナーだって負けていません。
何気ない並べ方も素敵です。
魚屋の店員の威勢の良さは万国共通ですね。
チーズ専門店も思わず買ってみたくなるほどです。
これはスペインの伝統的なお菓子の専門店。
僕らはこちらから出ましたが、逆にこちらから入る人のほうが多いかもです。
そこにあるこの場外(市場の大きな屋根の下ではない・・・という意味)の店は地の利でしょうか、客足が途絶えることはありませんでした。
その店の脇にある市場の地図。
僕らは地図の上(北)の入り口から入ってきて、右のランブラス通りの入り口に今いる・・・という感じでしょうか。

ツアーに無料で付いてくる果物。
この後はゴシック地区の小道をあちこち、沢山の店を回ります。
人込みの中をかなりなスピードで動きますから、写真など悠長に撮っている暇はありません。
それがちょっと残念でしたが・・・沢山の人気店、隠れた名店を回ることが出来ました。
日本のようにいちいちツアーの人数など数えませんので、脱落したら終りです。

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