マイ・ファースト・スペイン (6) 「ヒルトンバルセロナ」にチェックイン

スポンサーリンク

バルセロナの空港はプラット空港。
2009年に出来たばかりのこの空港のターミナル1は本当に近代的できれいです。
ブリティッシュエアウェイズのFAによると
「メジャーな航空会社のフライトはターミナル1に着くわ。古い方のターミナル2を使うのはXXXX(某有名LCC)とかだけじゃないかしら」
とのこと。
スペインのイミグレーションは超簡単、一番先に機外に出た僕はそこを一番で通過、荷物の出てくるカルーセルの前で意気揚々と荷物を待ちます。
この先は急いでるんだから・・・。
ホテルにチェックイン後も色々したいし・・・。
ところが荷物がなかなか出てきません。
プライオリティタグが付いているはずなのに!
まさか、悪名高いヒースロー経由とあってロスバケ(荷物紛失)では?・・・わぁ、どうしよう!
でも最後の最後になって、日本からの乗り継ぎ客の荷物が次々に出てきました。
不安そうな顔の日本人軍団に安堵のため息が・・・。
どうやらプライオリティタグが付いていても、日本からの便はヒースローに早くに着いていたため、カーゴ室の奥のほうに積み込まれていた可能性が高い・・・そんな気がしました。
いつも最初の方に荷物が出てくるのに慣れていると、こういうちょっとしたことでもヒヤヒヤしてしまいます。
そんなこんなでプラット空港は写真撮れず、帰りはマドリートのバラハス空港からの帰国でしたから、プラット空港の写真は結局一枚もないことになります。
残念。
で、空港からバルセロナ市内への移動方法ですが、予算と時間に合わせて、鉄道、空港バス、タクシー等から選べます。
先を急ぎ気味の僕は迷わずタクシー。
僕の宿泊先「ヒルトン・バルセロナ」まではタクシーで15分強、メーターは23ユーロを示していました。
これに空港送迎料金の3.2ユーロ、トランクに入れる荷物一つに付き1ユーロが加算されて、合計27.2ユーロ。
バルセロナの運転手の英語通用度はかなり低いですが、どの人も結構親切で、お釣りなどのごまかしはほとんどありません。
小銭を要らないというと、すごく喜びます。
唯一ぼられた(明らかな遠回りとお釣りを少なくくれた)のはパキスタンから来て働いているという運転手だけでした。
タクシー料金は比較的安めなので、ユーロ安の今、タクシーは絶対のおすすめ
僕がいた時のクレジットカード換算レートでは最高1ユーロ=109円にまで円が高くなっていました。
このユーロ安はもう最高、しばらく忘れられないでしょう。
今回の旅の成功のほとんどはこのおかげと言っても過言ではない・・・本当に少ない日本円で、贅沢出来た気がします。
「ヒルトン・バルセロナ」はディアゴナルという長い通りにありますが、バルセロナにはもう一つヒルトンがあって、それもディアゴナル通りにあるのです。
(実際には2つはかなり離れていますが・・・)
むこうは海辺にあって「ヒルトン・ディアゴナル・マレ・バルセロナ」(Hilton Diagonal Mar Barcelona)と言います。
タクシーの運転手には必ずどちらか聞かれますから「ナチュラーレ」とか「ノ・マレ」とかいうと分かってくれます。
(これは僕の体験ですので、正しい表現かどうかは分かりません)
「ヒルトン・バルセロナ」の方は大型ショッピングモールやオフィス・ビルの立ち並ぶエリアにあるシティホテル。
ビジネス・ユースもかなり意識したモダンなデザインのホテルです。
まだ夜の10時過ぎなのに通りに人影はもう少なく、ホテル自体も静か。
場所的にはいわゆる観光エリアではありません。
チェックインはスムーズ。
スペインでは英語の通じる観光スポットでもやや訛りの強い英語が多かったですが、ここでは確実に流暢な英語が聞けます・・・嬉しい。
スペインは観光国なのに、英語は本当に思ったより通じません。
これにはびっくりしました。
でもどのシーンでも何とかなったのも、面白いところです。、
僕の宿泊レートは「Visit Barcelona」というもので、一泊136.5ユーロ(税サ込み)、2名分の朝食、シャンパン、滞在中の「バルセロナ・カード」(Barcelona Card)などいくつもの特典が付いているもの。
ミニマム・ステイは2泊です。
これがチェックイン時にもらえるそのカード。
バルセロナの交通機関(地下鉄、バス、トラム、フニクラ、カタルーニャ鉄道やRENFEの市内ゾーン)がすべて無料、50か所以上の施設や美術館が割引あるいは無料、提携のレストランやショップでの割引・・・とにかくツーリストには便利なカードで、何とこれが無料で付いてくるレートプランなのです。
買えば2日券で27ユーロはしますから、今回の宿泊は超格安ということになります。
もちろんヒルトンのメンバーシップのおかげで、エグゼクティブ・ラウンジへのアクセスも付けてもらえました。
レセプションにいた親切な女性は更に「お部屋はジュニアスイートにアップグレードですので、お広いですよ」と付け加えてくれます。
えっ、そんなに盛りだくさんのレートプランに更にアップグレード?

た、確かに案内された部屋はジュニアスイートというか、ちゃんと2部屋に分かれているのでいわゆるスイート・ルーム。

高級感はあまりないですが、ミニマムな中にヴィヴィッドなカラーを配したモダンなもの。
「好み」ではありませんが、これはこれで良いかもしれません。
机の上には「お疲れ様でした」のようなコメントと共に、リフレッシュメントが・・・。
更には3段トレイに乗ったお菓子が大量に・・・こんなに食べられな~い。
すべてスペインの伝統的なクリスマス菓子で飾りました、とのことでした。

こんな部屋にしてもらって良いのでしょうか?
実はこのアップグレード、無料ではなかったのです。
ヒルトンの予約画面には、ホテルによってアップグレードのスタンバイというリンクがあって、僕はここのジュニアスイートに55ユーロでアップグレード希望の申し込みをしておいたのを、自分でも忘れていただけでした。
ということはこの部屋、もろもろの特典は付きますが、一泊191.5ユーロということになります。
前にも書きました、今はユーロ安ですから、1ユーロ109円とすると、ここ一泊21000円ということ・・・かなりリーズナブルと言えますよね。
今度はベッドルームを見てみましょうか。

ここも高級感はありませんが、世界のヒルトン・スタンダードを踏襲して、必要なものは一通り揃っています。
テレビはNHKも映ります。

ベッドもまずまずの物。
窓の外の景色は期待出来ない感じです。
すりガラスのクローゼットって珍しいですよね。
これもデザインの一つ?

バスローブ、スリッパ、セイフティ・ボックス、電気ポット、毎日置かれる箱入りのティーバッグ類、冷蔵庫・・・。

洗面所周りも最近のヒルトン標準です。
アジアのヒルトンより備品は少ないので、歯ブラシ、髭剃りなど必要な人は自分で持っていきましょう。

ヨーロッパですからビデ付きです。
シャワーブースはなく、昔タイプのカーテン付きのバスタブです。
カランの位置も邪魔をして、これはこのバスタブ、ちょっと狭い感じます。
このジュニアスイートで2万円ちょっと、もう一度言いますと、沢山付いてくるおまけを考えると、悪くないホテル選びをしたと思っています。
さ、写真ばかり取っていないで、外に出ましょう、外に・・・。
バルセロナの街に。
ホテルに到着時には雨がぱらぱら・・・でもどうやらもう少し本降りになってきているようです。
僕は午後11時半にバルセロナ某所にある予約を入れています。
急がなくちゃ・・・。

タイトルとURLをコピーしました