「ノエル・カワード」の部屋も一通りチェック、ほっと一息ついて、シャンパンをちょっとだけ。
「あ、水も飲みたい」と思ってもここはミニバーにペットボトルなど置いていない。
確か洗面所にうがい用の水はガラス瓶に入って置いてあったけど・・・まさか、それじゃぁちょっと・・・。
もちろんこういう時こそバトラー・コール。
壁のバトラー・ボタンを押すと数分でバトラーが顔を出してくれます。
「飲む水が欲しんだけど・・・」
10分くらいかかって届いたのが、これ。
こんなの要らない(笑)。
僕はペットボトル1本あればそれで良かったのに・・・。
VOSSやペリエのボトルなど計6本が、バラの花びらが散らされた氷の大鉢に・・・やりすぎ!
でもこれがこのホテルのスタイルなのでしょう。
ま、「驚く」僕がこのホテルにとっては「格下」ということで・・・。
そんなこんなであっという間に夕方近く、ドアを開けて外に出てみるて、かすかなざわめきが聞こえてきます。
「オーサーズ・ラウンジ」の2階では、ギタリストがアフタヌーンティ客のためにロマンティックなメロディーを奏でています。
脇で聞いている僕に、ギタリストは軽く会釈して、小さい声で「何かお弾きしましょうか?」と声をかけてくれます。
かなり特別待遇されています。
僕が気に入ったのは「オーサーズ・ラウンジ」の一部にはなるのでしょうが、この写真のドア奥にある「リーディング・ルーム」です。
まさにイギリス式、それにちょっと加わったコロニアル味が実に味を出している部屋です。
ここまでは、ホテル宿泊者でも利用する人は少ない、静かな場所です。
「オーサーズ・ラウンジ」の延長部分、左のドアを出ると、ホテルのプールの方に出ることが出来ます。
ここでお茶したか、ですか?
いいえ、ほぼ満席でしたし、時間的にも急いでいたので・・・。
2階から降りてきた僕に「席はすぐにお作り出来ますが・・・」とここでも特別待遇(?)でウェイトレスは親切に声をかけてくれましたが。