午後2時という「アマンタカ」のチェックイン・タイムには大幅にフライングですが、もう部屋の用意は出来ているとのこと。
ほとんど人気(ひとけ)のない静寂そのものの館内、オーストラリア人総支配人のGARY TYSONさん直々の温かいウェルカム・グリーティングは本当に最高でした。
この「ザ・ラウンジ・バー」のソファにゆったり座って、彼の話を聞きます。
「アマンタカ」のこと、「ルアンパバーン」の魅力、「アマン・リゾーツ」のこれから、彼の故郷オーストラリアのこと・・・話し上手聞き上手の彼と話していると時間のたつのを忘れてしまいそうです。
ウェイターが合間を見ながらタマリンドと蜂蜜を合わせたスペシャル・ドリンクや、冷たい水を運んできてくれます。
あまり彼に時間を取らせてもと話を切り上げようとすると、待ってましたとばかり今度はラオス人スタッフが顔を出し、本当にスムーズに話は引き継がれます。
この辺のタイミングは本当に素晴らしい、さすがたった28室のみの小規模ホテルだけのことはあります。
「ザ・ラウンジ・バー」の奥には、「ザ・ダイニング・ルーム」が広がります。
インドアの部分と、両サイドにアウトサイド・テラスがあり、相当数のテーブルが並んでいますが、いつもほとんど誰もいません。
食事はこことプール脇の「プール・テラス」で取れますが、はっきりした営業時間など決まっていないようです。
「ゲストが利用したい時には出来るだけ対応します」(ルームサービスは24時間対応)というスタンスのようで、朝の4時に朝食をといっても完璧に対応出来るそうです。
ゲストのリクエストにNOを言わないためには、相当のお金をかけていると・・・。
ここ「アマンタカ」は2005年まで病院だったところ、この部分などは20世紀初頭に作られたオリジナルの建築を相当に踏襲しているようです。
UNESCOが新しい病院を郊外に作って病院が移転した後、建物をリストア&リノベーション、更には増築をして2009年9月にこのホテルが誕生したのです。
フレンチコロニアルの色濃い影響と、まさにラオス・カラーともいえる赤とオレンジが入り混じった色の屋根、そしてきれいに整備された一面の緑の芝生。
どんなデザイナーが見ても本当に完成された魅力的な建物と思うでしょう。
どこも清掃状態は最高、いつでもすべてがきちんと整えられています。
こちらは正面玄関を入ったところ、ま、ロビーというところでしょうか。
完璧なシンメトリーが本当に美しい・・・。
「アマン・リゾーツ」にはこの白い花は欠かせません。
ホテル中あらゆるところをエレガントに飾っています。
ロビーから、さきほど入ってきたエントランスの方を見たところ。
そして「アマン」独特の民俗楽器による生演奏。
かなり長い時間、この生演奏は行われていて、ラオスの雰囲気を高めてくれます。
こちらはロビー左のレセプション・カウンター。
机の上には何も出ていないのが「アマンの美学」ですが、時々一部の書類がデスク上に置いてありましたね、ここ「アマンタカ」では。
さ、部屋に案内してもらいましょうか。