上海、悪くないかも (12) 朝の散歩は「復興西路」

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2か所で朝食を食べてすっかり満腹の僕、少しは動かなくちゃです。
「新天地」は昨日の夜いろいろさ迷い歩いたし、どこに行ってみよう・・・。
そこで思いついたのが、ここはフランス租界地域だということです。
以前、うちの奥さんと上海に来た時、古い街並みの残るフランス租界地区をぶらぶらしてリラックスしたことを思い出しました。
ただ旧フランス租界地区といっても相当に広い、前はそのうちのどこに行ったのか、僕はもう忘れてしまっています。
「アンダーズ新天地上海」のホストと相談、いくつも候補のある中から、朝の散歩にはここが良いんじゃないか、交通量も少ないし・・・と選んでくれたのが、「復興西路」という通りです。
早速地図をプリントアウトしてくれたものを持ってタクシーで・・・。
タクシー運転手に分かりやすい「崋山路」との交差点にある「丁香花園 申粤軒」で下してもらいます。
有名な庭園レストランです。

おぉ、確かに車通りが上海にしては極端に少なく(日曜日だから?)、人もほとんど歩いていない、通りの両側には本当に樹齢古そうなプラタナスの木が続いています。
良い感じ。

木々は相当に茂っていますが、朝の9時前というのにすごい日差し、木々の間からの木漏れ日がすごいです。
でも日陰の部分が多く、ぶらぶら歩きなら汗は出ません。

緑一杯でリラックス出来る散歩にはなったものの、以前来た時の記憶より、新しい建物、リニューアルされた建物が多くなっている感じで、以前ほどの「フランス租界」感(?)は味わえませんでした。。
ところで租界とは?ですが、中国がまだ「清」の時代だった頃にあった外国人居住地のことをいいます。
上海に租界が出来たのは、1842年に「清」がアヘン戦争に敗れたのがきっかけ。
フランスが1949年に上海の土地を租借、イギリスやアメリカが共同租界を建設したのに対し、フランスは現在の「淮海中路」を中心にフランス単独で租界を建設したんだそうです。
当時は、中国でもっとも西洋的でモダンな高級住宅街だったとか・・・。
この土地が中国に返還されたのは1943年、現在上海の街で目にする古い洋館(老房子)は、その当時の住宅が残っているものなのです。
奥は一体どうなってるんでしょう。
お店はまだ開いていませんが、どこかお洒落な感じのする店のような気がします。
何気ないドアのデザインにも、新しいものでしょうが、アールデコっぽいデザインが使われているのが、周囲の雰囲気に似合っています。。

あぁ、やっと人が多い(中国っぽい)場所に来ました。
中国のKIOSKです。

10年以上ぶりのフランス租界地散歩、もう思ったほどの景色は広がっていませんでしたが、楽しい日曜朝の散歩にはなりました。
車と人が本当に少なかったですよ、この地区、この時間。

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