ジャカルタ行きJAL725便ファーストクラスの機内食。
メインは、黒毛和牛フィレ肉のポワレ(仔豚・牛蒡・玉葱のラグーとなめらかなポレンタ)、11種のスパイスを使ったホロホロ鶏ポトフと根野菜のポトフ、レッドカレーの香るオマール海老のボルシチ風の中から選びます。
今回は和牛という無難な選択は避けて、オマール海老を・・・。
これも下村シェフらしいエスニック使いのフュージョン皿。
ここでの勝利はオマール海老、空中でこんなぷりぷりの状態の海老にお目にかかれるなんて、最近の技術には本当にびっくりです。
続いてチーズ。
ボード上のチーズはすべて日本産で、白カビタイプの若草のカマンベール(十勝野フロマージュ)、ウォッシュタイプの酒蔵(共働学舎新得農場)、 シェーブルタイプの茶臼岳(那須高原今牧場チーズ工房)、ハードタイプの鶴居ゴールドラベル(鶴居村振興公社「酪楽館」)、青カビタイプのきまぐれブルー(さらべつチーズ工房)の5種盛り。
チーズそのものがどれも美味しく、ガルニチュール(付け合せ)もなかなか考えてあります。
コーヒーもファーストで出されるものは実に香り豊か。
川島良彰氏によるこの月のフレイバーは「コトワ農園」(アラビカ種)だったそうです。
デザートは、味は別にしてちょっと見てくれにゴージャス感がなかったかな・・・。
黒糖プリン 梨の非加熱コンポートと柚子のジュレ、まさにその通りのお味で、味的はOKなんですが。
食後のチョコレートはジャン・ポール・エヴァンのショコラ、JALオリジナルの「アリバ」。
しっかりした箱入りですが、たった1枚だけ。
ちょっと残念。
機内食総評としては、やはり「龍吟」の山本征治シェフの機内食の方が、予算ということもあるのでしょうが、クリエイティブで料理として美味しいものが多い気がしました。
もちろんこの下村機内食も、標準は大きく越してますよ。
食後に歯を磨こうと、アメニティポーチをもらいますが、残念、昔のこげ茶の布のバッグからビニール製に変わっていました。
内容も大幅に簡略化され、僕が愛用していた「SHISEIDO MEN」の洗顔クリーム、リヴァイタライザー、ローション(参考までにバッグの左に置いておきました)はもう入っていません。
愛用していたのに・・・(泣)。
ま、あと数個、古いほうのポーチがストックしてあるので大切に使いましょう。
食事の後は頃合いを見て機内の照明が落とされます。
僕も映画を見たり、でもだんだん瞼も重くなって・・・。
トイレにも何回か行きますが、ファーストではトイレのドアを自分で開けたことはありません。
必ずFAがドアを開けてくれるのです。
ドア近くのスペースにはこんなディスプレイが・・・。
ちょっと安っぽいですけどね。
いよいよ眠くなりました。
ターンダウンをお願いします。
そして僕はファースト専用のリラクシングウェアに着替えます。
FA2人がかりで実にスムーズにそしてほとんど音も立てずにあっという間にお休み用のベッドを作ってくれます。
テンピュールのマットが気持ち良いです。
ジャカルタまでは7時間の飛行時間、ここで約4時間のzzzzzタイム。
「あぁ、よく寝た」と起きる頃には、もうジャカルタ到着1時間前を切っています。
東京香味カレーライス「野菜のキーマカレー」と水をいただき、インドネシア到着の準備です。