「マンダリンオリエンタル・ジャカルタ」22階の部屋に入ってみます。
おぉ、こういう感じですか。
エレガントさにモダンな要素も混ぜ、かすかにオリエンタリズムも配した、落ち着きそうな部屋です。
デザインは有名なLTW(Lim Teo & Wilkes)によるもの、皆さんご存知の「コンラッド・バリ」、「フォーシーズンズ・ランカウイ」や「ル・メリディアン台北」なんかも彼らデザインのホテルですね。
これは272室あるこのホテルの中の一番狭い(64㎡)スイートの「アーバンスイート」という部屋。
スイートは他にオリエンタルスイート(95㎡)、マンダリンスイート(200㎡)などがあり、スタンダードな客室はビューや広さによりスーペリア(47㎡)、デラックス(47㎡)、プレミアエグゼクティブ(64㎡)に分かれています。
この部屋のビューはジャカルタ中心部の更に最中心地、東京で言えば銀座4丁目の交差点のような「ウェルカムモニュメント」(歓迎の塔)ビュー。
窓正面には・・・
「グランドハイアット・ジャカルタ」(428室)が、そしてそれを取り巻く巨大ショッピングセンターやホテル群が、パノラマで見えています。
手前に見える「ウェルカムモニュメント」中央の像は、「ようこそ、ジャカルタへ」の歓迎の意味で空に向かって手を伸ばしているインドネシアの子供達なんだそう・・・。
1962年のアジア競技大会に出席する選手や外国人旅行者を歓迎するために当時のスカルノ大統領が建てたこのモニュメントは、ジャカルタが近代都市になることを夢見た大統領の願いを、ずっとここで見守ってきたのでしょう。
眼を左に動かすと(↑)、「ホテルインドネシア・ケンピンスキー・ジャカルタ」や「グランドインドネシア」という巨大ショッピングモールが・・・。
右を見ると(↓)「プルマン・ジャカルタ」、写真右端ぎりぎりに映っている白いドーム屋根は世界最大のモスク「マスジット・イスティクラル」です。
「ウェルカムモニュメント」周辺はこの後の夕暮れが一番きれいとのこと、まずは窓の前を離れて親切なゲストリレーションの女性のチェックイン業務、部屋説明に耳を傾けましょう。
ウェルカムドリンクをいただきながら、座ってチェックイン。
デスクは大きくビジネス用にも十分、周囲に細々したものは揃っていて、ブローシャなどもとてもきれいな状態で置かれています。
デスク前に立って、部屋の奥を見るとこういう目線に・・・。
そのリヴィング・スペースです。
ソファはたっぷりめで、座ってリラックス出来るもの。
ま、理想のソファとまではいきませんが・・・。
テーブル上には、何ですか?これ?っていうほど豪華盛りのチョコレートとフルーツ。
これは何ぼ何でもやり過ぎでしょう!ってなんて感じのウェルカムアメニティー。。
フルーツにはドラゴンフルーツの他にもパッションフルーツなども入っていて、やはり南国チックな盛り合わせ。
チョコレートに至っては10個近くのトリュフと2個のチョコレートムース。
絶対食べきれないよぉ(笑)。
直筆のウェルカムレターはGMからと日本人セールスの人からの2通。
ミニバー・コーナーも重厚な中に、ちょっとモダンさとオリエンタリズムが・・・。
ドアが閉まったところ。
ドアを開けると、冷蔵庫がこんなところにあり、引出しには電気ポット、ティーバッグ類、グラス、コップ・・・細々したものがいろいろ納められています。