日帰りの仕事で行った熊本でも、こうして4回目まで書くことがありました。
後から考えると人間の一日の行動量、食事って、すごいものがありますね(笑)。
最終便で東京に帰ったのですが、例によって空港ではお土産買いです。
この空港では「ブルースカイ」より「ANAフェスタ」の方が充実していたので、こういうときだけ活躍するANA提携の某カードで10%OFFのお買い物。
まず買ったのはヘルシー志向の(?)うちの奥さん用に、今や熊本名物となってしまった「太平燕」を。
「太平燕」は皆さんご存知ですよね?
中華料理の本来の意味での「太平燕」は「タイピンイェン」と読み、中国福建省福州市あたりの郷土料理。
アヒルのゆで卵を入れたスープ・ワンタンのようなものだそうです。
でも、それが明治時代、福建省出身の華僑によって日本に伝わり、次第に材料が日本のものに置き換るようになって、本来のスープ料理から春雨を使う麺料理に変化していって、「たいぴーえん」とか「たいぴんえん」と呼ばれるものになったと聞いています。
長崎にも一部あるらしいのですが、基本的に今では熊本中部地方の郷土料理と考えられています。
ただ春雨を麺として使うなどヘルシーなイメージで、大手メーカーからも「太平燕」た各種出ています。
後は3つの有名熊本ラーメン店が一つのパッケージにまとまったという珍品も・・・。
もちろん、熊本を代表する郷土料理のこれも買いましたよ。
辛子蓮根(からしれんこん)です。
夕方見てきた熊本城は加藤清正が7年の歳月をかけて築いた名城、その周囲9キロの外堀を利用して蓮を栽培していたんだそうです。
(今でも蓮根堀の名称が残っています)
この辛子蓮根は、1630年代に、熊本藩主細川忠利が僧玄宅という人と相談して初めて作ったものといわれているそうです。
作り方の受け売りですが、なるべく太めの蓮根を選んで、皮をむいて両節を切って、かりかりする程度にゆでます。
辛子みそにから炒りした卯の花を少量混ぜ、蓮根の穴に詰めて1日ぐらい放置しておきます。
小麦粉にその分量の2~3割の豆粉と食用きな粉少し加え、水少々を注いで濃いめの衣を作ります。
これをたっぷり蓮根につけて揚げる・・・といった工程で出来るそうです。
僕が買ったのは「森からし蓮根」という老舗のもの、鼻にピリッと来て、僕はマヨネーズと醤油をつけて食べるのが好きですが、ご飯の友としてだけではなく、お酒好きな方にも絶好の一品じゃないでしょうか。
以上で、僕の「初めての熊本」(食べ物系を中心に・・・)の終了です。
明日からは、いよいよ北京報告です。